2006/6/12 09:10
【F1 第8戦】ルノー、アロンソが3連続優勝「攻撃は最大の防御」
ルノーF1チームは、1977年のグランプリ参戦以来、200戦目となるイギリスグランプリを優勝で飾った。
チャンピオン、フェルナンド・アロンソは、3戦連続優勝を飾り、ルノーF1チームは、8戦中6回優勝を達成。ジャンカルロ・フィジケラは、予選5位からスタートし、キミ・ライコネンの背後まで迫り4位。ルノーF1チームは、2位に31ポイント差を付けトップ、アロンソは、80ポイント満点中74ポイントを獲得し、2位に23ポイント差を付けてトップ、フィジケラはキミ・ライコネンと1ポイント差の4位に付けている。
■コメント
フェルナンド・アロンソ (1位)
「今日の優勝は、特別だ。シルバーストーンのレースは、伝統あるレースだし、イギリスはモータースポーツのメッカだから、誰でもここで勝ちたいと思っている。僕自身ここから30分ほどのオックスフォードに住んでいるし、チームの拠点のひとつも近くのエンストンにあるなど、ホームグランプリのようなものだしね。レースはとてもタフだった。アンダーステアやタイヤの磨耗に悩まされたり、強い風やこれまでシルバーストーンサーキットでは経験したことのない高い気温といった気象条件も厳しかった。今シーズンは順調だけど、これといった秘訣はなくて、常にチャレンジあるのみ。『攻撃は最大の防御』だからね。」
ジャンカルロ・フィジケラ (4位)
「レースの中盤まで、フェルナンドと同様に、タイヤの磨耗に悩まされた。最後のタイヤ交換後はそれが解消され、ペースを上げることが出来た。いいレースだった。最終ラップの最初の区間は、ライコネンより僕のほうが速かったが、第2区間と第3区間では、ダウンフォースを多めにつけるセットアップのマクラーレンのほうが僅かに速かった。最後は追いついたが、マシンから発生する乱気流のため、バランスを崩し、追い越しできるまで接近できなかった。」
フラビオ・ブリアトーレ
「今日の結果はとてもうれしい。特に、50kmしか離れていない我々の拠点、エンストンのスタッフには、特にうれしい勝利だと思う。今日は、マシン、作戦、ドライバー全てがパーフェクト。ミシュランにとっても良い結果だった。彼らは今回も素晴らしいタイヤを供給してくれた。」