盛岡を拠点にスズキディーラー「アリーナ」など4店舗を構える総合カーディーラーが「N’s Stage(エヌズ・ステージ)」だ。全国に販売網(ジムニーワールド)を展開してジムニー新車販売登録台数14年連続No.1も達成している。
そして強みでもあるジムニーを中心としたコンプリートカスタムモデル「エヌズリミテッド」のプロデュースや日本最大のジムニーイベント「ジムニー祭り」の主催を行っている。
「遊べるクルマは、使えるクルマ」をコンセプトにカスタムモデルの提案を行う同社は、東京オートサロン2018にジムニーのタイヤをクローラー(キャタピラ)に置き換えた「ジムニー エヌズリミテッド フルメタルジャケット “ジムタンク”」と「エブリイ エヌズリミテッド フィッシングマスター・エアースライドアウトモデルby SOULS」など遊び心、冒険心をくすぐるカスタマイズカーを展示した。
ジムタンクは、2018年5月にリリース予定のエヌズリミテッド「フルメタルジャケット」をより一層ワイルドに見せるために作られたショーモデル。
足元からは見慣れたタイヤが撤去され、一般車では走破困難な悪路でも走れる「クローラー」と呼ばれるゴム履帯を前後に装着していた。
ボンネットと一体化したフロントグリルやブラックアウトが効果的なデザインのフロントバンパー、タフなRV車を強調する装着されたオーバーフェンダーなどのエアロパーツは、クローラーの迫力に負けないワイルドなデザインだ。
一方、軽1BOXバンのスズキ エブリイのカスタマイズカー「フィッシングマスター」は、釣具の開発で知られる「SOULS」が監修。その名のとおり釣りを楽しむためのカスタムが施されたシリーズで、エブリイのほかジムニー、ハスラーにも展開されている。
フィッシングマスターにはロッドホルダー、SOULS防水シートカバー、ルーフキャリアなどが標準装備されてまさに「釣り仕様」になっている。
エブリイ フィッシングマスターは1BOXスタイルであるエブリイの特徴を生かし、屋根上にはルーフトップテントが備わっているのもポイントだ(オプション)。
車高が30mmアップしてタイヤ&ホイールもRVスタイルに。前後バンパーもワイルドなデザインとしているほか、東京オートサロン2018展示仕様は「リアゲートスライドシステム」により車内区間を拡大できるようになっていた。
そして気になったのはブース内に置かれていた涙型のキャンピングカー。これはN’s Stageが取り扱う「オレゴントレーラー」だ。
オレゴン州ユージーンで開発され、日本初出展というこのトレーラー。見た目はコンパクトながらも内部は大人2名が横になれるスペースを有し、しかも後部ハッチを開けるとコンロやシンクまで装着され、キャンピングカーとしての機能は充分。
金属と木工加工の美しさも必見である。軽自動車でも牽引できるコンパクトなサイズが魅力的だ。
[Text:遠藤イヅル/Photo:島村栄二]
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