MOTAトップ ニュース/記事 業界ニュース・自動車ニュース フォルクスワーゲン、「コンセプト ブルースポーツ」を発表【デトロイトモーターショー】

業界ニュース・自動車ニュース 2009/1/13 14:13

フォルクスワーゲン、「コンセプト ブルースポーツ」を発表【デトロイトモーターショー】

フォルクスワーゲンは、デトロイトモーターショーで、「コンセプト ブルースポーツ」を発表した。

2009年の幕開けにあたり、「コンセプト ブルースポーツ」という名称が示すとおり、ピュアなダイナミズムを提供しながらも、従来のスポーツカーからは考えられない低燃費4.3L/100km(ECE。1リッター当たり23.2km)を実現している。さらに、CO2排出量:113g/kmという驚くべき低排出ガス性能を達成。フォルクスワーゲンAG ヴィンターコルン会長は「『コンセプト ブルースポーツ』は、明快にフォルクスワーゲンを主張する、情熱的なコンパクトオープンカーです。フォルクスワーゲンの“効率の高さ”をフィロソフィーに開発され、研ぎ澄まされた運動性能を180馬力のクリーンディーゼルエンジンで提供します。」と語った。

全長3,990mmの「コンセプト ブルースポーツ」は、ミッドシップの2シーター ロードスター。前後重量配分は45:55。2座のスポーツシートの背後には、2Lの排気量から132kW/180PSを発生し、コモンレールインジェクションとNOx吸蔵触媒を有するクリーンディーゼルが搭載され、世界でもっとも経済的かつダイナミックなトランスミッションである6速デュアルクラッチ トランスミッション(DSG)をあわせて採用。このDSGにより、0-100km/hへは6.6秒で加速し、最高速度は226km/hに達する。クラス最高のボディ剛性を確保する一方、車両重量は1,200kg未満に抑えている。

走りの楽しさを追求するスポーツカーにおいても、低燃費化と低排ガス化を図り、環境への負荷を低減することが重要となることは明らか。コンセプト ブルースポーツには、アイドリングストップ システムと制動エネルギー回生を核とする「エコモード」機能を追加し、資源保護と環境保護、そしてランニングコストの削減に積極的に取り組んでいる。このテクノロジーにより、市街地走行中に最大で100kmあたり0.2Lの燃料を節約する。

■その他出品モデル

トゥアレグV6 TDI: 165kW/225PSのクリーンディーゼル。BIN5排ガス規制適合。
トゥアレグ「Lux Limited」: 限定1,940台。専用20インチ アルミホイール、2トーン レザー他採用。
ジェッタTDI: 103kW/140PSの4気筒ターボクリーンディーゼルはBIN5排ガス規制に適合し、1,300ドルの優遇税制対象。

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