2008/10/9 15:08
ミシュランタイヤ、「 Michelin X One 」 がグッドデザイン賞受賞
日本ミシュランタイヤは、同社のトラック用シングルタイヤ「 Michelin X One(エックスワン)」が、財団法人日本産業デザイン振興会が選定する「2008年度グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞したと発表した。
受賞したミシュランのシングルタイヤ 「 Michelin X One 」 は、同社が2007年2月に発売した大型トラック向けのタイヤで、
ダブルタイヤ ( 2本 ) をシングル化 ( 1本 ) にすることでタイヤとホイールを大幅に軽量化することができ、より輸送効率を向上させることが可能になる。
審査会の評価コメント
「重い荷物を支えるタイヤ。重量運搬トラックにはダブルタイヤが常識になっている今日、ミシュランの挑戦はシングルタイヤの幅を広げ一本でその役目を果たそうというものである。
この素晴らしいコンセプトを表現したパターンはやや変形したブロックに微妙な変化を持たせた溝を彫りこみ、見るからに力強そうでどんなに重量がかかっても耐えてくれそうな形状をしている。現在の課題である地球環境を考えた省資源化にまさに適した造形と言えるのではないだろうか。このような商品は今後さらに高く評価されるべきである。」
グッドデザイン賞 ( Gマーク ) とは
グッドデザイン賞は、1957年にスタートした、わが国で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みです。
「デザインが優れたものごと」を選び、生活者や産業などに働きかけ、私たちの社会をより豊かな方向へ導いていこうとする活動を50年にわたり続けてきました。この活動によって積み上げられてきた「グッドデザイン」は30,000件以上にのぼります。
グッドデザイン賞は、単に美しさを競うデザインコンペではありません。「優れたデザイン」を社会に普及させていくことで、私たちの生活をより豊かにすることと、産業の発展とを同時に後押ししようとする活動です。多くの人たちがこの活動を支持し、また多くのメーカーが参加しています。つまり、行政、企業、デザイナー、そして生活者が一体となってより豊かな社会を実現するための運動であると言うこともできるのです。