ホンダは7日、静岡・富士スピードウェイで行われる「2008 F1 日本グランプリレース」の事前記者会見が、青山のウェルカムプラザで行われた。
会見にはHonda Racing F1 Teamのドライバー、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロ、今年から加わったチームプリンシパルのロス・ブロウンのほか、CEOのニック・フライ、デュピティ マネージングディレクターの中本修平氏、本田技研工業の大島裕志氏が登場した。
今シーズンのホンダはマシン開発に手間取り、スタートから出遅れた。ロス・ブロウン氏が中心となり修正を加えていったが、結果を出すことができなかったせいか、みな「残念な結果」と口にしていた。だが、「来年、飛躍するためには必要なこと」とロス・ブロウン氏。来年は3年ぶりに鈴鹿で日本グランプリが開かれることにふれ、「堂々と戻ってきてホンダの活躍をご覧いただきたい」と大島氏が語った。
日本グランプリに向けてバトンとバリチェロは「富士のコースは山があるから天候がよめない。雨が降ればポイントが稼げると思う。多少なりと雨は歓迎する」と二人とも「雨は歓迎」と語っていた。中本氏も「ドライバーもやる気がありますので、富士に向けては100%力を出せれば・・・と思う」と、弱気な発言をしていた。
「残念な結果」の今シーズンは「来年の体制づくりの犠牲」と割り切り、ホンダは来年に向け動き出していた。
来期に向け発進し始めたホンダは、「来期はホンダ単独でなく、パートナーと組む」とフライ氏がさりげなく重大発言をした。ボディにも「今はearthdreamsと書いてあるが、来期は大企業の名が載っているだろう」と。クリスマス前には発表できるだろうとの事なので、今後もホンダから目が離せない。
ちなみに、先日行われたモータースポーツジャパン2008に参加したバトン。「日本グランプリに向け興味を持ってもらうという意味でも、ファンにモータースポーツに興味を持ってもらうという意味でも良かった。来年も出たい。」と語っていた。
バリチェロはイギリスグランプリ3位入賞について、「楽しかった。表彰台に立てて良かった。雨が降ると有利になる」と語っていた。
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