スーパーGT選手権第6戦は、鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)が優勝。GT300クラスはNo.46 MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)が、予選5番手から着実に追い上げて優勝を果たした。
決勝レースは直前のウォームアップ中からハプニングが起こった。最前列スタートのNo.22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム)がコースアウト。カウルを破損。ピットに戻って応急修理し、無事グリッドに着くことができたが、No.18 TAKATA童夢NSX(道上龍)はサスペンショントラブルを発生。さらに、No.100 RAYBRIG NSX(井出有治)もサスペンションに異常が発見され、2台とも修理作業のためにピットスタート。ピットスタートが決まっていたNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)を含め、3台のマシンがピットスタートグリッドにつけないスタートとなった。
その後、接触やペナルティ、トラブルなどがあったが、結果、優勝はNo.12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ)。TEAM IMPULの優勝は、06年第6戦のPokka 1000km以来となる。2位はNo.100 RAYBRIG NSX(井出有治/細川慎弥(松浦孝亮は走行せず))。ピットスタートからの驚異的な追い上げをみせての表彰台となった。3位はNo.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー(カルロ・バンダムは走行せず))。ペナルティによる遅れを、着実な走りで挽回しての表彰台となった。
序盤、ポールスタートのNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(佐々木孝太)がチョイスしたタイヤが路面に合わなかったのか、ずるずると順位を下げる苦しい展開。2番手スタートのNo.43 ARTA Garaiya(高木真一)も、ウェイトの重さに苦しみペースを上げられない。
一方、予選12番手だったNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝)は、直線の速さを生かしてぐいぐいとポジションを上げ、9周目にはついにトップに立つが、タイヤが磨耗でNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規)にパスを許してしまう。
ピット作業に手間取るチームや、接触などがあるレース展開。優勝はNo.46 MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信)。MOLAの優勝は、06年第5戦SUGO以来。2位はNo.95 ライトニングマックィーンapr MR-S(大嶋和也/国本京佑/坂本雄也)。平手晃平の欠場にもめげず、代役の大嶋が役割を果たして表彰台を得た。3位はNo.7 ORC雨宮SGC-7(井入宏之/折目遼(松村浩之は走行せず))。1位、2位のクルマより1回多いピットをこなしながら、コンスタントに走りきって表彰台の一角を占めた。
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