2006/10/23 12:00
【F1 最終戦】ルノー、2年連続でダブルチャンピオンシップを獲得!
ブラジルGP決勝レースで、ルノーは、アロンソが2位、フィジケラが6位入賞。ルノーF1 チームは、昨年に引き続きドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルを獲得した。
■コメント
フェルナンド・アロンソ (2位 ワールドチャンピオン) 「最高だ!シーズン最後の3レースで獲得可能なポイント30ポイント中26ポイントも獲得することができた。ダブルタイトルを決めるにも十分なポイントだった。ゴールラインを通過し、同時に二つのタイトルを決めたときは、特別な瞬間だった。チームの雰囲気も、信じられないぐらい沸きあがっている。チームのみんな、エンストンとヴィリシャチオンの工場のスタッフ、ミシュラン、そして今年一緒にがんばったジャンカルロ、ヘイキ(・コバライネン)全員に感謝したい。今シーズン彼らは私に、たくさんのことを教えてくれた。どんなときもフェアプレーをすること、努力すること、勝つことに集中し勝つという気持ちを持ち続けること。良いときも悪いときもあったが、彼らは決して目標を見失わなかった。そしてついにその目標を達成した。私の今シーズンの思い出は、スペイングランプリでの優勝と、今この瞬間メカニックのみんなとチャンピオン獲得を祝っていること。そして来週スペインで行われるチャンピオン祝勝会になるだろう。シーズンが終わりよい結果が残せた今、うれしい気持ちでいっぱいだ。そして、ミハエルと戦えたことも誇りに思っている。彼がF1を戦った最後の2シーズンにチャンピオンシップを獲得できたことは名誉なことで、これ以上価値のある勝利はこの先無いのではないだろうか。彼は、数々の記録を打ち立て、引退することになったが、その彼とレースで戦うことはとても大きなプレッシャーだったと同時に、名誉なことだった。」
ジャンカルロ・フィジケラ (4位) 「とてもハッピーだ。気持ち的には、とても厳しかったシーズンの最終戦ということでレースはタフだった。でも、やるべきことはしっかりやった。このレースのカギは、最初の周回からレース終盤にかけて続いたミハエル・シューマッハとの競り合いだった。彼は今日はとても速く、追い抜かせずに後方に封じ込めるのは、ほとんど不可能だった。最初の競り合いは、彼が私を追い越し、我々は2台並んで1コーナーへと入っていった時だった。その直後2コーナーで、彼がひどいオーバーステア(車体の後部が外側へ向かって滑り出す状態)に陥ったため、再び抜き返した。しかし、このレースの最大のポイントは、レース終盤にかけて彼が5〜6ラップに渡り、私の後ろで走っていた時だ。順位を上げさせないために、できるだけ長く彼を抜かせずにいることが必要だとわかっていたので、精一杯押さえ込んだ。ブレーキを遅らせながら走行していたが、ブレーキングの時に路面のバンプ(でこぼこ)にのってフロントタイヤロックさせてしまい、抜かれてしまった。でも、全力で走った結果、ドライバーズチャンピオンシップでは、過去最高位の4位を獲得した。信じられないようなシーズンだったが、今夜はみんなでお祝いするよ。」
フラビオ・ブリアトーレ 「今年フェラーリとこんな戦いになるとは想像していなかった。まずは、ミハエルに今日のすばらしいレースにおめでとうといいたい。でも、我々は、なすべきことをやり、それにふさわしいタイトルを獲得した。フェルナンドを始め、エンストンとヴィリシャチオンの工場のチーム全員は、とても困難なシーズンを過ごしてきた。浮き沈みが多かったが、決して後退はしなかった。あきらめなかった。そしてチャンピオンとなった。チームは他のライバルチームよりミスが少なく、フェルナンドもミハエルよりミスが少なかった。ジャンカルロもシーズンを通して力強くレースを走り、獲得したポイントはコンストラクターズチャンピオンシップポイントで2位との差を広げることとなった。もちろん、これら全ての結果は、チャンピオンとして、今年でパートナーシップを終了するマイルドセブン、ミシュラン、そして支えてくださったすべてのパートナーのサポートなしには成し遂げられなかった。本当に感謝している。そして、応援してくれたサポーターと、チームの活動を支援してくれたルノーグループにも感謝したい。このチャンピオンは彼らすべての協力の結果だ。」