2006/8/28 20:39
ポルシェ、「パリモーターショー」で4モデルデビュー
ポルシェは、2006年9月30日から開催されるパリモーターショーで、ニューモデル4車種を発表する。
シュトゥットガルトに本社を置くポルシェは、10月15日までの開催期間中、新しいエンジンを搭載した911タルガ4(S)、911 GT3 RS、そしてケイマンおよびボクスター(S)を発表する予定。このようにニューモデルを一挙に発表するのはモーターショーでは初めてのこと。
今回新たに911シリーズに加わるモデルは、フルタイム4WDシステム、44mmワイドになったリアセクションが与えられた911タルガ4(239kW/325PS)と、911タルガ4S(261 kW/355PS)の2モデルで、エレガントなこれらのスポーツカーは、先代モデル(996)と同じく広いガラスルーフおよびハッチバック式リアウィンドウを備えている。
911 GT3 RSは、GT3の中でも最も競技車両に近いスペック。特にサーキットでの走行に向いており、卓越したパフォーマンスとレーシングカーそのものの走りを体験することができる。極めて高回転域まで回るRSのエンジンは3.6リッターの排気量から、305kW(415PS)/7,600rpmを発生。エンジンのレブリミットは8,400rpmとなっている。
同じくパリで発表されるボクスターとボクスターSのニューモデルには、さらにパフォーマンスとトルクの向上が図られたエンジンが与えられる。ボクスターに搭載される2.7リッターエンジンの最高出力は、5 PSアップの245 PS(180 kW)となっており、また最大トルクも 273Nm/4,600rpmへと増強。一方で燃費は100kmで0.3リッター低減され、9.3L/100kmへと向上している。排気量が3.2リッターから3.4リッターへと拡大されたボクスターSのエンジンは、先代モデルを15 PS上回る295PS (217kW)/6,250rpmの最高出力を発生、また最大トルクも340Nmへと上げられている。
ニューモデル ケイマンは、ボクスターをベースにした2シータースポーツクーペ。最高出力245PS(180KW)を発生する2.7リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。2005年春に市場に導入され成功を収めたケイマンSに続き、このケイマンはポルシェのスポーツカーレンジをさらに充実させるモデルとなる。