2006/3/20 11:10
【F1 第2戦】トヨタ、今季初ポイント獲得
マレーシアGP決勝レースは、気温33度、路面温度36度、湿度62%という蒸し暑いコンディションで、午後3時に56周のスタート。
パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは9番手グリッド、ラルフ・シューマッハーは最後尾22番手グリッドから序盤戦へと臨んだ。スタート直後に13位へと進出したラルフ・シューマッハーは、着実に上位進出を図り、終盤の49周目には、8位へと躍進。激戦を
戦い抜き、今季初のポイントを獲得してフィニッシュ。ヤルノ・トゥーリも続く9位でチェッカーフラッグをくぐり、2台揃ってのトップ10フィニッシュを果たした。
チームは、2週間後の第3戦オーストラリアGPでのさらなるポイント獲得へと全力を注ぐ。
■コメント
ラルフ・シューマッハー(8位) 「非常に面白いレースだった。今季初ポイントを獲得出来たというのは本当に良いニュースであり、今日の結果にはとても喜んでいる。最後尾グリッドからのスタートで、3回のピットストップを行い、このような結果を得られるとは、予想もしていなかった。また、再び競争力の高さを示せたことにも満足している。とはいえ、今日は難しいレースであったし、また今回ポイントが確保できたといっても我々の問題全てを解決出来たとは考えていない。より低温下で開催される次戦オーストラリアGPへと、来週ポールリカールでのテストを行い、出来る限り準備を整えたい。全力で戦い続け、出来る限り早く表彰台へと上りたい」
ヤルノ・トゥルーリ(9位) 「ラルフ・シューマッハーが1ポイント獲得出来たことを喜んでいる。多分、2台揃ってのポイント獲得も可能であったはずだが、今日は私にとっては本当に不運だった。まるで、昨年のハンガリーGPのように、スタートで誰か後ろから追突されて、ボディ後部のディフューザーが損傷してしまった。ポイントを獲得出来たはずであっただけに、この損傷は大きな代償となってしまった。その後はオーバーステアとアンダーステアの両方に見舞われてしまい、苦戦を強いられたが、可能な限り速く走るために集中した。ピットストップの度に調整を試みたが、ディフューザーが損傷していたために、成す術はほとんど無かった。前戦バーレーンGPに比べ、我々のペースが改善され、重要なデータを収集出来たことは成果であり、今後も着実に、ハードな作業を続けることでの成功を信じている」