ホンダは、インドネシアにおける四輪車生産販売合弁会社であるピー・ティ・ホンダプロスペクトモーターが、2009年6月より「フリード」の生産・販売を開始すると発表した。年内に、東南アジア数ヵ国への輸出も開始する。フリードを日本以外で生産・販売するのは初となる。
フリードは、取り回しの良いコンパクトなボディサイズ、大人が3列すべてで快適に座れるゆとりの居住空間とスタイリッシュなデザインを融合した新しいコンパクトミニバンであり、日本では2008年5月末の発売開始以来、販売が好調に推移し、2008年下半期(7月〜12月)の累計販売台数がミニバン部門において第1位となった。
インドネシアでは「Multi Purpose Vehicle(MPV)」と呼ばれる多人数乗りタイプの需要が高く、近年、市場の約4割を占めるまで拡大してきている。
ホンダは、「需要のあるところで生産する」という考えに基づき、各々の市場の特徴・優位点を活かしながら部品・完成車の相互補完体制の構築を進めてきた。フリードにおいても、タイ、マレーシア、フィリピンなどのアセアン地域を中心に部品を調達し、競争力ある商品づくりを目指していく。長期的に成長の見込まれるインドネシアをはじめとするアジア市場において、さらなる事業基盤の強化を加速し、お客様の期待を超える商品を提供していく。
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