自動車レースF1の今季第7戦、カナダ・グランプリ(GP)は、モントリオールにあるジル・ビルヌーブ・サーキットで行なわれ、ロバート・クビサ(BMWザウバーF1チーム)が選手・チームともに初優勝を決めた。
2位は同じBMWザウバーF1チーム選手のニック・ハイドフェルドで、BMWザウバーが1-2フィニッシュを飾った。この結果、クビサはドライバーズ・ランキングでトップに浮上し、BMWザウバーF1チームは、コンストラクターズ・ランキングで首位のフェラーリに3ポイント差の2位となった。
なお、デイビッド・クルサード(レッドブル)が3位で2006年モナコGP以来の表彰台を達成。ティモ・グロック(トヨタ)が2004年カナダでF1デビューを飾って以来の初ポイントを獲得した。
ロバート・クビサ:
「BMWザウバーF1チームにとって初めての勝利を挙げることができて本当にうれしい。僕の故郷のポーランド、そしてファンたちにとっても喜ばしいニュースだったと思うよ。今回は自分にとって、困難が伴うレースだった。ダート側からスタートを切ってから、キミ・ライコネンに並ばれたけれど、必死に持ちこたえた。ピットインしよう思っていた矢先のセーフティーカーは、タイミングが悪かった。イエロー・ライトの点灯があと3秒遅ければよかったのに・・・僕は走り続けなくてはならなかった。ピットレーンが開くと、ほとんどのマシンが同時にピットインした。僕は赤いライトが出たので、出口でストップしたんだ。キミ(ライコネン)も僕の近くで止まっていたが、ルイス・ハミルトンが彼のマシンに追突する凄まじい音が聞こえたよ。ルイス(ハミルトン)が僕ではなくてキミにクラッシュしたこと、運に守られたよ。このピットインの後、僕は前方のマシンに阻まれて、タイムロスしてしまった。ティモ・グロックのマシンは最後にピットインするから、それを追うしかなかった。21秒の差を埋めるために残されているのは8周という、大きな賭けだ。ここで24秒の差を縮めて、ニックより先に出ることができた。その時は少し安心したけれど、いくつかのコーナーでは路面の舗装が剥がれて散乱していたから油断大敵だ。けれど、最後は結果に恵まれたから、今とても嬉しいよ!」
【お車の買い替えをご検討中の方へ】