2008/3/11 15:46
マセラティ、グラントゥーリズモSを発表 【ジュネーブモーターショー】
マセラティは、ジュネーブモーターショーにて「グラントゥーリズモ S」を発表した。
「グラントゥーリズモ S」の最大の特徴は二つ。440馬力を生み出す4.7リッターV8エンジンと、新開発の電子制御トランスミッションであるMC-シフト。このMC-シフトギアボックスは、高性能スポーツカーを象徴するトランスアクスルレイアウトを採用し、よりスピーディなシフトチェンジを可能としている。この二つは、全てのマセラティモデルに通ずるテクノロジーのDNAとなるものである。
さらに、ブレンボ社と共同開発した高性能ブレーキシステムを装備している。これは「クアトロポルテスポーツGT S」でロードカーとして世界で初めて導入したブレーキシステムであり、アルミとスチールを組み合わせたデュアルキャストテクノロジーを採用したフロントブレーキディスクを使用し、アルミモノブロック6ピストンキャリパーとの組み合わせで、圧倒的なブレーキパフォーマンスを実現する。
エクステリアにはいくつかのデザイン改良が行われ、洗練されたスタイリングはさらに進化。ピニン ファリーナによる流麗なラインの美しさを損なうことなく、よりスポーティな魅力を加えている。
インテリアでは、スポーティさをより高めるポルトローナ・フラウレザーとアルカンタラを使用し、ドライバーはもちろんのことパッセンジャーと一体化するシートには、座面と背もたれに横方向のパイピングがアクセントとしてあしらわれている。
なお、日本での発表は5月を予定。価格および日本国内でのデリバリー時期は未定となっている。