2006/5/10 17:14
GM、新型「キャデラック DTS」を発表
GMは、新型キャデラックDTSを発表した。6月17日より販売を開始する。
長年、キャデラック・ラグジュアリーの象徴としての役割を担ってきたベストセラー・カー、ドゥビルが、2006年、キャデラックDTSとして新たに登場。最新のキャデラックの他モデル同様、モデル名もアルファベットによるネーミングを採用し、生まれ変わった。
キャデラックらしさが最大限に表現されたエクステリア・デザインと高級感あふれるインテリアから、パワフルなエンジン、洗練されたサスペンション特性、そして安全・快適装備まで、DTSはキャデラック・ラグジュアリーの粋を集めた最新モデルであり、キャデラックの製品復興の一翼を担っている。FWDフル・サイズ・ラグジュアリー・セダン、新型DTSは単一グレードで展開。進化した4.6L ノーススターV8 (217kW/295PS)と 4速オートマチック・トランスミッション、ハイドラマチック 4T80-Eが組み合わされる。
●エクステリア・・・キャデラックの伝統と最新の「アート&サイエンス」デザインを高次元で融合
エクステリアは新世代キャデラックに共通のデザイン。フロント・エンドのパネル、グリル、フェイシアを一新し、HIDバイキセノン・ヘッドランプを標準装備。同様に、トランク・リッド、リア・クォーター、リアエンドのデザインも変更し、LEDテールランプ/センター・ハイマウント・ストップランプを新たに装備した。また、縦型のヘッドランプ/テールランプ、そしてエッグ・クレート・グリルが与えられ、一目でキャデラックとわかる強い個性を放っている。
●インテリア・・・デザインを一新。緻密で質感の高さを感じさせる仕上がり
クリーンで立体的な面構成となり、より先進的なデザインが施された。表面の光沢を抑えた手触りのよい天然素材など上質な素材を随所に使用し、洗練された高級感あふれる内装を実現。また、シート・スライド量を25mm拡大、デュアル・ファームネス(2種類の固さを持つクッション)によって快適性を向上させたシート、インストルメント・パネルの位置を変更し室内空間を拡大、インストルメント・パネルおよびドア上部トリムの中に、柔らかい素材を配して高級感を持たせた成型ウレタンの表面仕上げ、ダーク・バールド・ウォールナット・トリムの採用、クリーンな面が連続し一体感のあるセンターコンソール・デザインなど、様々な変更が行われた。
●シャシー・・・静粛性の向上、乗り心地のよさを追求。最新鋭のシャシー制御技術を搭載
新開発のフロント・サブフレームを採用し、静粛性はドゥビルよりさらに向上。4チャンネル・アンチロック・ブレーキ/トラクション・コントロールやブレーキ・アシスト付きスタビリトラック、マグネティック・ライド・コントロール(磁性流体・減衰力制御システム)など、数多くのシャシー制御技術も盛り込まれ、確実なボディ・コントロールを実現した。足回りは18インチ・アルミホイール/タイヤを採用。ブレーキも大径ローターを採用し、制動力を高めている。
■全国希望小売価格(税込車両本体価格/登録諸費用含まず)
DTS 4.6L V8 DOHC (217kW/295PS) 左ハンドル 4AT 8,400,000円