フェラーリ・ジャパンは、都内で「スクーデリア・スパイダー16M」のプレビュー・イベントを行い、実際に予約注文をされた日本のお客様向けに初披露した。
スクーデリア・スパイダー16Mは、今年のF1コンストラクターズチャンピオン獲得を記念し、フェラーリが誇る8気筒ミッドリア・エンジンモデルの最先端テクノロジーを結集させた特別シリーズモデルである。エクスクルーシビティと究極のドライビングプレジャーを追求するエンスージアストのお客様向けに、世界限定499台が生産される。この特別シリーズモデルは、先月、イタリアのムジェッロ・サーキットで開催した「フィナーリ・モンディアーリ」にて世界初披露されたが、アジア・パシフィックでは初の公開。
スクーデリア・スパイダー16Mには、ブラックにグレーのトリムの入った標準タイプと、カロッツェリア・スカリエッティ・パーソナライゼーション・プログラムで選択可能なトリコロールという2つの新しいテーマカラーが用意されている。また、リアグリルにはフェラーリの16度目となるコンストラクターズ・タイトルを記念して、スペシャルプレートを施した。インテリアにおいては、ダッシュボード中央のエアベント上部に、特別限定車であることを示す「Serie Limitata」と記されたシルバーのプレートが配される。そのほか、カーボンファイバー製アウターシェルを備えたロールバーや、特別の新世代オーディオシステムなども用意。このオーディオシステムは、ダッシュボード前面にiPodドックを取り付けることで、着脱可能なフェラーリカスタマイズモデルのiPod Touch 16GBとも接続することができる。
技術的な特徴としては、乾燥重量1,340kg(F430スパイダーより80kg軽量)、V8エンジンがもたらす510hp、2.6kg/hpのパワー・ウエイト・レシオなどが挙げられ、これらにより、0-100km/h加速が3.7秒、最高速度315km/hという驚異的な性能を実現している。
なお、イタリアでの価格は259,000ユーロ。日本での価格は未発表ではあるが、既に日本での販売予定分は予約注文で完売している。
なお、今回イベントで展示された車輌は、12月17日まで、東京のフェラーリ正規ディーラー・コーンズ芝ショールームに展示される。
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