ハイエースのインテリアにハンドメイドの温もりと機能美を与える!クラフトプラスの本社工房をリポート
車中泊ベースとして大人気のハイエースをもっとオシャレに、使いやすくしたい!
みなさんは「車中泊」と言うことばを聞いたことがあるだろうか。車中泊とは、その名の通り車の中で泊まる行為のこと。
以前までは、クルマで遠方へ出かける時にはホテルや宿を予約して泊まるのが一般的だったが、宿泊場所や時間設計の自由度が高く、費用も抑えられる車中泊が近年人気を高めてきた。
そして、車中泊に使われるクルマとして最も人気があるクルマと言えばトヨタのハイエースだ。キャブオーバータイプ(運転席の下にエンジンがある構造)のボディを採用したハイエースは、他のミニバン等に比べて圧倒的に広い室内空間が特徴で、広々としたスペースを求めている方にはうってつけのクルマとなっている。
車中泊をするために何よりも必要なのは、フラットで広々とした室内空間。
ハイエースを車中泊仕様にするために、様々なメーカーから「ベッドキット」と呼ばれるインテリアパーツが販売されているが、「せっかくインテリアのカスタムをするなら、他の人とは違うオシャレな空間を演出したい!」と思う方も多く居る事だろう。
今回は、そんな方にうってつけのインテリアパーツメーカーを紹介していこうと思う。岐阜県に本社を置き、ハイエースの各種インテリアパーツを設計・製造しているパーツメーカー、CRAFT PLUS(クラフトプラス)だ。
どのようなパーツメーカーなのかを確かめるため、オートックワンスタッフが岐阜のクラフトプラス本社工場に潜入してきたので、見て感じたことをありのままにお伝えしていこうと思う。
ハンドメイドならではの高品質と高いデザイン製を兼ね備えたインテリアパーツ
岐阜県に走る国道157号線(本巣縦貫道路)から樽見鉄道糸貫駅方面へ入ると現れる、大きな工場風の建物。ここがクラフトプラスを運営する株式会社ビーンズの本社だ。
工房の中へ入ると、制服を着た数人の職人たちがインテリアパーツを制作している姿を見ることができた。工作機械を使って木材を切り、削る人。スプレー糊を吹き付けてレザーを木材に貼り付ける人。貼り付けたレザーを木材の形に添って丁寧に貼り付ける人…。
そう、ここクラフトプラスでは、販売されている全ての製品が国内の自社工場でハンドメイドされているのだ。
この工房で指揮を執るのは、工場長である小寺 翔也氏。職人たちの作業を見守り、時にはアドバイスをしながら、自身も製品の製造を行っている。
各々が真面目な表情で作業を続けているが、時々聞こえる笑い声が工房の雰囲気を和ませている。その姿を見ていて感じたのは、「みんな、本当に好きな事を仕事にしているんだな」という事。
お客様を満足させるには、まず自分たちが満足する。そんなモノづくりが、感動を与える
社名でもあるBEANS(ビーンズ)に込められた、”どんな大きな木でも最初はたった1粒の豆”という意味。
ここで働く職人たちは最初は小さな豆でも、やがて大きな木になり、多くの人たちに感動と安らぎを与える存在になる…。
働く職人たちの後ろ姿を静かに見ていると、これから大きく成長してゆく彼らの姿を、容易に想像することができた。
車体に無加工で取り付けできること。純正にはない機能美を与えること。
クラフトプラス製品の魅力は、ハンドメイドによる高いクオリティと一目見て良いと感じる高いデザイン性。
それと同時に大切にしていることは、純正には無い使い勝手の良さをプラスすることと、車体への加工を一切必要としない取り付けができることだ。
乗る人が手に取りやすい位置に設置されているドリンクホルダーやスマートフォンホルダー。そして、たくさんの小物をしまっておくことができる小物入れの数々。
これらは全て、クラフトプラスのデザイナーが実際に使用しながら進化させていったもの。
折角買ってもらうのであれば、他では作れない製品を提供したい。そして、大切なクルマには傷を付けることなく、高い強度としっかりした取り付けを実現したい。
”自分たちが納得したものをつくる”
これこそがクラフトプラスのモノづくりに対する考え方の原点であり、製品を選んだユーザーに感動を与えることができる理由なのだ。
同じ場所に留まらない。ユーザーの意見を聞いて”カイゼン”し、常に”寄り添う”
クラフトプラスの製品に触れると、何よりも温もりと優しさを感じることができる。
クラフトプラスの創業は1999年と歴史が深いが、果たして創業当初からこのような製品を作ることができたのだろうか。
このことを広報開発部長の羽賀氏に聞いてみると、以下のような答えが返ってきた。
「今では様々なお客様からお褒めの言葉をいただく機会が増えましたが、最初からこのような製品を作れていたわけではありません。
私たちが大切にしている理念に、”カイゼン”と”寄り添う”という言葉があります。
製品の開発時には最良のものを提供できるように心がけていますが、時代や人の感性は常に同じものではありません。
そうであれば、私たちが作る製品も同じ場所に留まるわけにはいかないと思っています。
お客様の声を聞き、”カイゼン”する。そして、時代に合った使い方をしていただく為に、お客様に”寄り添う”。
これらを絶え間なく続けてきたことによって、今のクラフトプラスの製品ができています。
その時代や人に合ったものを作る。そして、何よりもお客様以上に自分たちが納得できる製品でなくてはならない。
そのようにして今のクラフトプラスの製品はできていますし、もちろんこれからも留まり続けることはありません。
製品への拘り、そして作り手の想い。クラフトプラスを訪れて感じた”暖かい気持ち”
クラフトプラスの本社を訪れた筆者だが、最初は「ハンドメイド製品はどのようにして作られているのだろう」くらいにしか思っていなかった。
しかしいざ取材を終えてみると、訪れる前には感じることの無かった”心の暖かさ”を感じていた。
クラフトプラスの製品に触れると温かい気持ちになる理由。それは、作り手の暖かい心を製品から感じ取る事ができるからなのだ。
高品質なハンドメイド、純正にはない機能美、独自性が高く美しいデザイン。そして何よりも感じる暖かな”温もり”。あなたも一度、クラフトプラスの製品に触れてみてはいかがだろうか。
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Corporate Profile
CRAFTPLUS Info
CRAFTPLUS とは?
CRAFTPLUS(クラフトプラス)は、有限会社ビーンズが運営するハイエースのインテリアパーツを設計・製造しているブランドだ。、同ブランドの特徴は、他では見る事のできないハイセンスなデザインと機能性の高いインテリアパーツをハンドメイドで製造していることにある。クラフトプラスが製造するベッドキット・コンソールボックス・アームレスト等の各種インテリアパーツは、オシャレに敏感なユーザーからも高い評価を得ており、年々ファンを増やし続けてている。
<製品ラインナップ> こちら