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自動車ニュース 2008/12/17 19:35

ホンダ 2008年 年末社長会見

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ホンダは東京青山にある本社ビルで予定より2日早く2008年 年末社長会見を行った。

11月以降の業績悪化に伴い、10月末に発表した通期の業績予想を急遽見直す必要に迫られ、今回の発表となった。
 ・売上高  10兆4,000億円(前期比:13.4%減)
 ・営業利益 1,800億円(前期比:81.1%減)
 ・前利費 1,900億円(前期比:78.8%減)
 ・関連会社持分利益 1,250億円(前期比:5.1%増)
 ・当期純利益 1,850億円(前期比:69.2%減)
 ・一株当り当期純利益 101円95銭(前期比:69.2%減)
第3四半期予想配当金を1株あたり11円とすることにし、当年度の期末配当金については当年度の実績と来年度の業績見通しを踏まえた後、提案する予定で、現時点では未定だそうだ。

2008年の販売実績に関しては四輪についてまとめると
世界販売台数見通しは377万台(前年並み)だが、9月以降については全ての地域で日を追うごとに状況は悪化し、回復の兆しが全くみえない状況と認識しているという。

地域別に見るとアメリカで143万台(前年比:8%減)、南米で15.7万台(前年比:34%増)、欧州で38万台(前年比:1%増)、アジアで36.7万台(前年比:12%増)、中国で47.8万台(前年比:12%増)、日本では62.2万台(前年並)との見通しだそうだ。

厳しい環境下ではあるがホンダにとって今年は新型燃料電池「FCXクラリティ」、新型ハイブリッド「インサイト」など「先進の環境技術」を搭載した商品に具現化し、お披露目できた一年だったと振り返る一面もみせた。

だが、今の世界状況が異常とはいえ、先が見えない不安はぬぐいきれないようだ。



今後の取り組みについては厳しい競争に勝ち抜くため、「生産体制の見直し」「環境技術への取り組み」「二輪事業のさらなる進化」を柱とし、取り組んでいくそうだ。

具体的に生産体制については
・奇居工場の2010年に予定していた可動開始時期を1年以上延期
・小川エンジン工場は当初の予定どおり2009年7月より段階的に生産を立ち上げる
・軽自動車の生産を予定していた八千代工業四日市製作所の新工場は2010年より本格可動の予定だったが1年強延期
・海外ではトルコ、インドで計画していた軽自動車の生産能力拡大時期を延期
・2009年1月より、現在鈴鹿製作所で生産している「ストリーム」を埼玉製作所に移管
・来年春より、米国、カナダ向け「フィット」を、鈴鹿製作所に加え埼玉製作所でも生産する
そうだ。

販売に関しては2010年を目処に導入を予定していた「アキュラ」に関する計画を白紙に戻すと発表した。

技術面に関しては今後力を入れるようで、「ハイブリッドモデルを含む電動化の技術」や「二輪やスモールカー」が鍵となるようだ。ハイブリッドに関してはCO2削減など環境問題もあり、「本格的普及を実現」する事が重要であると認識している。その第一弾モデルがインサイトである。

他、二輪に関する見直しや太陽電池、家庭菜園用耕運機等にも力を入れていくそうだ。


会見でF1に関する質問もいくつか上げられていたが、ホンダとしては「それだけ厳しい状況である」という重たい発言をしていた。が、今回撤退という結論になったが復帰という事も可能だし、F1だけでなく他の何かを始めるということも考えられると福井社長も述べていた。

今回の判断が、数年後に、魅力的な新商品や新技術という形で、必ず具現化されると考えている。そしてその先に、Hondaの新たな成長があるという信念に基づき、事業を進めていき、ひとりひとりの「夢」や「熱い想い」を原動力に、成長を続ける企業である。厳しいときこそ、高い志を持ち、チャレンジし続けていく。
Hondaらしい魅力的な新商品を創り出し、お客様の笑顔を増やしていく。
と、締めくくられた。景気に負けず、ホンダらしさを貫いて欲しい。

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