フィアットは、2009年よりアバルト ブランドの日本におけるオフィシャル インポーターとなることを発表した。最初の導入モデルとなるのは、フィアット グランデ プントをベースに開発されたアバルト グランデ プント(ABARTH GRANDE PUNTO)で、販売開始は2009年2月14日を予定、全国メーカー希望小売価格は2,700,000円(税込)となる。
■新生アバルト
主にフィアット車をベースとしたチューニングで、1950年代後半から1960年代に活躍し世界的伝説を築いた名チューナー カルロ アバルトが率いたAbarth & C.。このアバルトのブランドを完全に独立させるという経営判断によって、Abarth & C. S.p.A.が2007年に独立した会社として設立。そしてアバルト復活の最初のプロジェクトの対象となったのが、フィアット グランデ プントである。
アバルト グランデ プントは155psを発生する1.4Lのターボチャージドエンジンを搭載し、6速マニュアルギアボックスとのコンビネーションにより最高速度208km/h、0→100km/h加速8.2秒をマーク(いずれも欧州仕様メーカー計測値)。安全面では、チューニングがエンジンやエアロダイナミクスにとどまらず、ブレーキや運動性能セッティングがパフォーマンスの向上を主眼として見直されている。、環境面では、ベースモデルよりも高いパワーを発生しながら、排出ガスの面で同じ規制をクリアしている(Euro4適合エンジン)。
また、2009年春にはフィアット500をベースに開発されたアバルト500(ABARTH 500)の販売開始も予定されている。フィアットは、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市で順次アバルトディーラーを展開する。
なお、アバルト グランデ プント、そしてアバルト 500アバルト グランデ プントが、2009年1月9日-11日に幕張メッセ・北ホールにて開催されるインポートオートサロン2009(IMPORT AUTO SALON 2009)のアバルト ブースで初めて日本で公開される予定となっている。
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