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業界ニュース・自動車ニュース 2008/4/11 13:51

トヨタ・ダイハツ・富士重、開発・生産における新たな協力関係に合意

 トヨタ、ダイハツ、スバル(富士重工業)の3社は、開発・生産における協力関係を発展させ、各社の持つ技術力を活用して、新たな商品ラインアップ、開発体制を構築していくことで合意した。

 トヨタとスバルは、2005年10月に業務提携して以来、トヨタからスバル オブ インディアナ オートモーティブ インクへの生産委託など、お互いのブランドや経営の独自性を尊重しながら、開発や生産の分野において相互の経営資源の活用を行ってきた。また、ダイハツとスバルは、ダイハツからスバルへの欧州市場向け小型車のOEM供給など提携関係を築いてきた。

 今回の合意は、トヨタ・ダイハツ・スバル3社が、相互にシナジー効果を発揮し、競争力をさらに強化することを狙いとしたものであり、具体的には以下の3点である。

(1) 小型FRスポーツ車をトヨタとスバルが共同開発し、両社で市場展開
(2)トヨタからスバルへ小型車をOEM供給
(3)ダイハツからスバルへ、軽自動車と小型車「クー」をOEM供給

 トヨタとスバルが共同開発する小型FRスポーツ車は、スバルのコア技術である水平対向エンジンを搭載した新しいプラットホームをベースに、運転の楽しさを新たに提案するクルマを目指し開発を進め、2011年末の市場導入を目標としている。

 トヨタからスバルへの小型車OEM供給については、スバルが商品ラインアップを充実するために実施するもので、2010年末をめどに実施する。

 ダイハツからスバルへの軽自動車の国内OEM供給については、スバルが、開発・生産における経営資源を主力商品分野に集中することを目的として実施するもので、2009年後半以降、順次充足し、ダイハツの生産台数増加等のシナジー効果を目指す。また、スバルが商品ラインアップを充実するため、本年10月から、スバルの国内市場向けとして、ダイハツが生産している小型車「クー」を、スバルに年間約6,000台の規模でOEM供給する。

 なお、スバルのブランド・経営の独自性を尊重しながらも、トヨタとスバルは、協業を円滑に推進するために、スバルが保有する自己株式61
百万株をトヨタに譲渡することで基本合意した。今後、公正取引委員会への対応完了後、株式譲渡等を実行する予定で、譲渡後、トヨタはスバルの発行済株式総数の16.5%を保有することとなる。

 トヨタ・ダイハツ・スバルの3社は、今後も、長期的な互いの競争力強化と、グローバルな発展に向けた包括的な協力を目指して、これからも広範囲に協議を進めていく方針である。


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