2006/6/26 09:35
【F1 第9戦】ホンダ、J.バトン、ポイント獲得ならず9位完走
カナダGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamはジェンソン・バトンが9位完走。ルーベンス・バリチェロは序盤12周目に、リタイアを喫した。
■コメント
ジェンソン・バトン (9位) 「とてもフラストレーションのたまる一日だった。フロントもリアタイヤもグリップがなく、アンダーステアでトラクションも足りなかった。このサーキットの難しさは、ラバーが乗ると、すべてのコーナーにタイヤかすが散乱してしまうことなんだ。少しでもミスをしたりロックしたりすると、ラインを外れてしまい、タイヤを元の温度に戻すまでに数秒は失ってしまう。マシンは一日中ドライブが難しくて、狙っていたポイントを逃してしまったことが悔しい。インディアナポリスでは今あるマシンでベストを尽くさなければならない。そのあとは来月のフランスGPに向けて、新しいパッケージをテストすることになる」
ルーベンス・バリチェロ (リタイア:12周目) 「こんな形でレースを終えてしまって残念だ。レースの最初からエンジンのパワーロスを感じ、11周目以降、どんどんみんなにかわされてしまった。チームは信頼性とエンジンの馬力向上のためにとてもがんばってくれている。この問題を分析して原因を究明し、次のインディアナポリスでのレースまでに解決したい」
ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター 「残念な一日だったと言わざるを得ない。ルーベンスは厳しいスタートで、その後エンジンがパワーダウンし、それがリタイアにつながってしまった。この原因についてはまだ調査中だ。ジェンソンの方は、序盤は調子は悪くなかったものの、レース中ずっとマシンと格闘し続け、結局9番手まで後退してしまった」