2006/4/10 19:41
シボレー、2006インディ500のペースカーで511PSのコルベットZ06をドライブ
2006年5月28日、90回目を迎えるインディ500が開催される。そのレース開始を先導するペースカーに2006シボレー・コルベットZ06が選ばれた。ドライブするのはツール・ド・フランスで7連覇を成し遂げたランス・アームストロング。いわば、自動車と自転車のレース界を象徴する両者が会することになる。シボレーがインディ500のペースカーとなるのは17回目。コルベットにとっても8回目となる。
アームストロングもコルベットも、耐久レースについては深い関わりを持っている。アームストロングはツール・ド・フランスで7連覇。そして彼のドライブするペースカー、コルベットZ06は、ル・マン24時間レースにおいて過去5年間で4度のクラス優勝を果たしているコルベット・レーシングが、2005年から実戦に投入している最新モデル、C6-Rと同時開発されたモデルである。
インディ500のペースカーとして今回使用されるコルベットZ06は、現在市販されているモデルとほぼ同一の仕様となっている。Z06は、511PSの出力により、最高時速198マイル、0-60マイル加速3.7秒を実現する。またZ06は、最新のエアロダイナミクス、フロント18インチ/リア19インチのホイール、コーナリング時に1.01Gに耐えることのできるサスペンションを採用、市販の段階ですでにレース可能な状態にセッティングされているため、ペースカーとしての使用を目的として加えられた装備は、ストロボライトおよびレース用の安全装備だけである。