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業界ニュース・自動車ニュース 2006/4/2 20:30

【F1 第3戦】トヨタ、R.シューマッハーが3位で今季初表彰台

ラルフ・シューマッハ
 F1第3戦オーストラリアGPは、雲は多いものの、まずまずの好天に恵まれて決勝レースを迎えた。

 午後2時に全57周のレースが開始されたが、1周目からセーフティカーが導入される波乱のスタート。9番手グリッドから上位進出を目指したヤルノ・トゥルーリは、スタート直後の混乱で無念の接触を喫し、早々のリタイアとなってしまった。一方、6番手グリッドからスタートを切ったラルフ・シューマッハーは、チームの期待を担い孤軍奮闘を見せ、4回もセーフティカーが導入される大波乱のレースを着実に戦い抜き、3位でフィニッシュ。

 パナソニック・トヨタ・レーシングに今季初の3位表彰台をもたらした。


■コメント
ラルフ・シューマッハー(3位)

「今日達成出来た結果に非常に満足している。ドライブスルーペナルティを受けたことは私のミスだ。たまたま2度ボタンを押してしまった。しかし、幸運にもセーフティカー導入のタイミングによって、この週末は予想していた以上の結果を得ることが出来た。レース序盤は、滑りやすく、車輪もロックしやすかったが、これまで我々が抱えていたタイヤの温度上昇に関する問題については、今日は他のチームも同様だったようだ。何度かのセーフティカー導入では、多くの周回遅れと共に走行を余儀なくされたが、3回目のセーフティカー導入で2つポジションを上げられたことは良かった。レース全体を通じてグリップ確保には苦しんだが、最終的に素晴らしい結果を得ることが出来た。まだトップチームへの道のりはあり、やらなくてはならないことはあるが、チームが達成出来るということは、間違いない。強力なチームと共にハードワークを続けており、これからの数レースが楽しみだ」


ヤルノ・トゥルーリ(リタイア)
「ラルフ・シューマッハーが表彰台を獲得したことと、速さを示せたことを喜んでいる。しかし、私にとっては辛い週末となってしまった。あまりに早くレースを終えなくてはならなかったのはとても悔しい。2つ目のコーナーまで、非常に遅く、ジグザグに進むD.クルサードの後方に付き、追い抜こうとコーナーでインへ進入した。コーナー内では私が前に出られる状況であったが、彼は行く手を阻み、その後、私の後部に接触した。私はリアサスペンションを破損し、リタイアを余儀なくされてしまった。私は慎重に遅い車を追い抜いただけであり、何が起こったのか理解出来ない。また、彼の行動に驚いている。不運に見舞われた週末となってしまったが、この先、当分は不運に見舞われないことを願っている。我々は速いペースを披露することが出来たので、これを維持して、ヨーロッパへ戻れることを期待している」


新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「今日の3位表彰台獲得はドライバー、チーム全員、そして、ブリヂストンタイヤの努力の成果であり、感謝している。次戦からヨーロッパラウンドの本格戦へと突入し、厳しさを増すが、チーム一丸となって、開発、熟成を推し進め、ポイントの獲得、さらには首位争いへとチャレンジすべく体制を整える」


ジョン・ハウエット:TMG社長
「信じがたいほどエキサイティングで、波乱に満ちたレースだった。そして、ラルフ・シューマッハーとチームスタッフ全員が、開幕戦以来の厳しい戦いから見事に復調してくれた。ただ、ヤルノ・トゥルーリは不運としか言いようがない。彼は、最初のコーナーでD.クルサードにパスされたが、その後、次のコーナーではきれいに、再びD.クルサードを抜き返した。それだけに、残念な結果となってしまったが、ラルフ・シューマッハーは、我々と共に戦い続けてくれた。タイヤも同様に素晴らしく、誰もがセーフティカーの導入で苦闘を強いられる中、ブリヂストンタイヤは、タイヤの温度が上昇しにくい問題も手当てをしてくれて、とても上手く行った。ラルフ・シューマッハーが、ピットレーンの速度違反でピットスルーペナルティを課せられた時には、表彰台の可能性を失ったと思った。我々は、多少幸運ではあったが、セーフティカー導入を上手く戦略に活かすことが出来、これは、まさにスタッフ全員の優れたチームワークに他ならない。ラルフ・シューマッハーは、再スタートからも積極的に挑み、その結果として3位を獲得したのだから、本当に素晴らしい。この成果は、全てのチームスタッフが、冬の間に蓄えた情熱と努力の賜物といえる」


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