2005/2/18 16:20
フォード、ハイブリッドSUVを今秋市場投入
フォードは、2005年秋、マーキュリー・マリナーに、最も低燃費かつ低公害のハイブリッドエンジンを搭載したSUV車、マーキュリー・マリナー・ハイブリッドを発売する。
このハイブリッド式パワートレインには、2005年北米トラック・オブ・ザ・イヤーを受賞したフォード・エスケープ・ハイブリッドと同じガソリン/電気ハイブリッドが搭載される。また、米カリフォルニア州のAT-PZEV(先進技術搭載パーシャル・ゼロ・エミッション車)の厳しい排出ガス基準もクリアしている。一度デュラテックエンジンが通常使用温度領域まで暖機されると、マリナー・ハイブリッドは多くの大都市圏の大気よりもクリーンなガスを排出する。
先進のハイブリッド車を作り上げるというフォードの取り組みをさらに進めるべく、フォードは「持続可能なモビリティ・テクニカルチーム(Sustained Mobility Technical Team)」に新たな人材や資金を投入しチームの強化を図った。その結果、技術および実証試験の実施が早められ、当初の計画より1年早くマリナー・ハイブリッドの生産・発売が可能となった。フォードは、マリナー・ハイブリッドの発売時期を一年前倒しするなど、今後ハイブリッド車のラインアップを拡大し、同市場における攻勢をさらに強化するとしている。マリナー・ハイブリッドは、フォード開発のハイブリッド車シリーズ5車種のうちの1台で、昨年発売されたフォード・エスケープ・ハイブリッドに引き続き、フォードが市場投入する2車種目のフルハイブリッド車となる。