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業界ニュース・自動車ニュース 2006/5/29 20:39

ポルシェ 「ニュー 911 GT3 RS」の欧州市場導入を決定

ポルシェは、10月以降にニュー911GT3 RSを欧州市場で導入することを決定した。

ニュー911GT3 RSは、1972年の911カレラRS2.7やタイプ964の911RS(1991)の伝統を引き継ぎ、従来の“RS”モデル同様レース参戦を前提としたホモロゲーション用ベース車両となっている。

ニュー"RS"は、リアエンドが911 GT3よりも44mmワイド化されている(これはカレラ4モデルから受け継いだ特徴)。このマッスルなリアエンドはトレッドが拡げられたことを意味しており、これにより安定性が向上するだけではなく、コーナリングフォースを向上している。

また、カーボンファイバー製調整式ウィング、プラスチック製リアリッド、プラスチック製軽量リアウインドウなどを採用し、車両重量は僅か1375kg。これによりパワーウエイトレシオは3.3kg/hpとなってる。

エンジンは、総排気量3.6リッターで、最高出力305kW(415bhp)/7,600rpmを発生、最高回転数は8,400 rpmに達し、リッター当たりの出力は115.3hpとなる。この数値は先だってデビューした現行の911GT3と同じだが、RSはさらに優れたパフォーマンスを発揮する。クロス・レシオ化された6速トランスミッションとシングルマス・フライホイール、20 kg軽量化された車両重量によりエンジンの吹き上がりはさらに鋭くなり、GT3 RSの0-100km/h加速は、GT3よりも0.1秒速い4.2秒となっている。また200km/にはわずか13.3秒で達し、最高速度は310 km/h。

将来、世界各国で開催されている主要なGT選手権に参戦するためのレギュレーションを念頭に入れて、GT3 RSのロードバージョンではいくつかの技術的な変更が加えられており、これはレース仕様でも採用される予定。具体的な変更点としては、カーボンファイバー製ボディ部品に加えて、リアアクスルのスプリット式ウィッシュボーンを含むすべてのサスペンション部品などがる。

インテリアでは、カーボンファイバーコンポジットによる2つの軽量バケットシートは標準で装備され、クラブ・スポーツ・パッケージでも装備されます。ボルト固定式のロールケージや、バッテリーメインスイッチ用のプリハーネス、ドライバー用の6点式シートベルト、消火器も装備される。内装はブラックで、高品質のアルカンタラレザーがルーフライニング、ステアリングホイール、シフトレバーに使用されている。

エクステリアカラーは、アークティックシルバーメタリックまたはブラックを選ぶことができるほか、オプションとして、オレンジまたはグリーンを用意。すべてのエンブレムとホイールは、ボディカラーとコントラストをなすようにオレンジまたはブラックとなっている。

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