2006/4/24 12:14
【F1 第4戦】フェラーリ、M・シューマッハが今季初勝利
フェラーリのホーム”Enzo e Dino Ferrari”サーキットで開催されたサンマリノGPは、M・シューマッハが、偉大なドライバーだったアイルトン・セナの持つポールポジション獲得記録を塗り替える最高の幕開けとなった。
稀にしかサーキットを訪れることがないフェラーリ社のルカ・ディ・モンテゼモロ社長は、ポールポジションが確定してチームガレージが最高潮の興奮に達しそれが自身に捧げられると、“私はこのすべてを受け入れるには年をとり過ぎている”とジョークを言ってみせた。
決勝レースが開始され徐々に後続を引き離すシューマッハは最初のピットストップまでに11秒に差を広げる。しかしその後タイヤの影響でアロンソとのギャップが急速に縮まりテールtoノーズの激しいバトルを展開する。
アロンソは41周目にピットイン、次の周にピットインしたシューマッハは素晴らしいピットワークによりアロンソの前でレースに復帰。昨年のインディアナポリス以来、今シーズン初勝利を、埋め尽くしたティフォシにプレゼントした。 予選3位のマッサは中盤までポジションをキープするものの、2度目のピットストップで4位にドロップする苦しい展開となったが、そのままフィニッシュしてチームに貴重なポイントを稼いだ。
■コメント
ミハエル・シューマッハ(1位) 「とてもハッピー! 2回目のピットストップがキーポイントだった。このサーキットはミスを犯さない限り追い越しは不可能なため、ペースが上がらないがアロンソを前に行かせない事だけを考えていた。今回と同じようなレースができれば良いし、我々の戦闘力は十分にある。」
フェリペ・マッサ(4位) 「非常に困難なレースだったが、ミハエルの優勝と自身の4位はフェラーリにとって素晴らしい結果となった。 ポディウムに上がりたかったがポイントを獲得出来た事に満足している。」
ジャン・トッド:チーム監督 「ポディウムに向かう途中、最後の勝利からあまりに長い時間が経過したので「どこへ行けばいいのか思い出せない」とミハエルに言いったぐらいだ! ミハエルの初勝利とフェリペの4位は素晴らしい。」
ロス・ブラウン:テクニカル・ディレクター 「当然ながらこの結果に非常に満足している。このサーキットでの勝利は特別なものだ。非常に厳しいレースだったが、最後のピットストップでチームはアロンソより前に送り出す素晴らしい仕事をしてくれた。 アルド・コスタの設計による本当の意味での最初の勝利で、今シーズンの残りを戦う良い前兆であると思う。」