トラックが怖い! その理由を東京モーターショーで体感してみた【ペーパードライバー女子、11年ぶりの挑戦 Vol.16】

画像ギャラリーはこちら
突然ですが、トラックが怖い。

トラックの後ろを走ると色んなものが見えないし、トラックの前を走ると、どことなくあおられているように感じることも。もちろんそれは私の運転が下手くそだからかもしれませんが、あのデッカくて威圧感のある車体は、運転初心者にとってどうしてあんなに怖いのか。

その謎を解くヒントは、第46回東京モーターショー2019にありました。

目次[開く][閉じる]
  1. トラックがあおってくるように感じる理由
  2. トラックの怖さはトラックメーカーに訊け!
  3. 日野の大型トラック「プロフィア」の運転席に乗ってみた
  4. フロントガラスは大きいのに、死角が多い
  5. トラックメーカーは日夜、安全運転向上に努めている!
  6. まとめ:むやみに怖がるなかれ
  7. 参考サイト

>>東京モーターショー、迫力の大型車と美人コンパニオンを見る[フォトギャラリー]

トラックがあおってくるように感じる理由

ヒントは運転席の高さにあり

トラックがあおってくるように感じる理由を調べてみると、大型車両の特性が関係していることが分かります。

バスやトラックなどボンネットのない車両を「キャプオーバー型」と呼ぶそうなのですが、エンジンが運転席の下に配置されたこれらの車両は、当然ながら視界が一般的な車両よりも高くなります。

その結果、運転席から見える視界は広くなり、車両感覚もつかみやすくなります。

しかしその一方で、ボンネットがないぶん車間距離などはつかみにくくなる場合もあり、それが車体の大きさと相まって、トラックの前を走る時に感じる“あおられ感覚”につながることもあるようです。

トラックの怖さはトラックメーカーに訊け!

日野自動車ブースへGO

構造的な理屈はざっくり分かりましたが、正直、トラックの運転席からの視界って具体的にイメージしにくいものです。

また大型車両になるほど死角は増えるといわれていますが、乗ったことがない人間が想像するのは難しいもの。その疑問を解決するヒントが、「第46回 東京モーターショー2019」にありました。

同イベントは自動車メーカーをはじめ総勢187の企業・団体が出展しており、もちろんトラックメーカーの展示も行われました。

実際のトラックに乗り込んだり、最新機能を体感できるということで、今回は”ヒノノニトン”でおなじみ、日野自動車株式会社さんのブースにお邪魔し、大型トラック「プロフィア ハイブリッド」の運転席に乗せていただきました。

日野の大型トラック「プロフィア」の運転席に乗ってみた

気分はコックピット!?

「おお、運転席広っ!」

乗車してまず思った感想は、”高い”よりも”広い”という驚きでした。

厳密には運転席が広いのではなく、運転席と助手席の間が広いのでそう感じるだけなのですが、フロントガラスも大きいため、なんだか飛行機のコックピットに乗り込んだ気分です(コックピットも経験はありませんが)。

そして肝心の視界はというと…やはり高い! 人が小さい!

「見ろ!人がゴミのようだ!」

…とまで小さくはなっていませんが、一般車両よりちょっと高いだけでこんなに体感が違うというのは驚きです。これはお子さんが乗ったら興奮すること間違いなし。ぜひ皆さんもトラックに乗る機会があれば体感してみてほしいものです。

フロントガラスは大きいのに、死角が多い

百聞は一見にしかず

さて、凄いなあと感心しながら乗っていると、ふと気づくことがあります。

「あれ、目の前にいた人が消えた!」

トラックは車高が一般車両よりも高いため、当然ながら死角が多くあります。たとえばフロントは車体から3mほどが死角となるため、アンダーミラー等を用いて確認しないと見ることができません。

また左側は右側にくらべて死角が多く、一般車のドライバーがトラックに”幅寄せされた”と感じる場合、トラックの死角に入ってしまっている場合があります。

フロントガラスが大きいぶん、前と左右はよく見えているのだろうという印象だったトラックですが、意外にも後方以外にも死角は多く、巻き込み事故などが起きる原因を少しだけ体感することができました。

トラックメーカーは日夜、安全運転向上に努めている!

事故の被害が大きいぶん、安全意識も高い!

トラック事故は発生件数自体は少ないものの、もし起きると大事故につながる可能性が高く、また重量が重くなるほど死亡事故の確率が高まるという側面があります。

そのため各メーカーは様々な安全運転のための機能開発に取り組んでいます。日野自動車ブースでは、現在研究開発が進む自動運転技術「路肩退避型ドライバー異常時対応システム」をシミュレーターで体験することができました。

「ドライバー異常時対応システム」を体験

急な病気などによりドライバーが運転不能になると自動で異常を検知。車両周囲の安全を確認して路肩へ退避するというものです。

早速シミュレーターに乗り込んで、2秒ほど首をカクンともたれてみると、ちゃんと異常を検知しゆっくり路肩へと退避してくれました。

最近では長距離バスによる居眠り運転や事故なども問題になることがありますが、こういった機能が普及すれば、より安全性が高まりそうです。

まとめ:むやみに怖がるなかれ

実際に乗ったら、好きになってきた!?

ただひたすら大きくて威圧的であおってきて怖い! …と思っていたトラックに、何だかちょっぴり親近感すらわいてきました。

運転席からの見え方や死角を体感し、また安全への真摯な取り組みを知ることで、”ただ怖い”という先入観が取り払われたのかもしれません。

今回のモーターショー体験で、ペーパードライバーである私も、より一層快適で安全なドライブを心がけたいと思ったのでした。

[筆者・撮影:おおしま りえ]

■東京モーターショー2019にて展示された各メーカーのトラックたち

この記事の画像ギャラリーはこちら
おおしま りえ
筆者おおしま りえ

<恋愛ジャーナリスト・イラストレーター>10代より大手ゲーム制作会社や水商売、プロ雀士など多くの業種業界を渡り歩き、のべ1万人の男性を接客。コミュニケーション術や心理学を学び、本人も気づかない本音を見抜く力を身につけ、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。 大学時代はジムカーナを楽しむクルマ女子でもある。現在潜入ルポやエッセイ執筆などを大手メディアにて執筆中。【ブログ:http://oshimarie.com / Twitter:https://twitter.com/@utena0518】記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

新車の見積もりや値引き、中古車の問い合わせなど、自動車の購入に関するサポートを行っているMOTA(モータ)では、新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、最新の自動車記事を展開しており、それらの記事はMOTA編集部編集長の監修により、記事の企画・取材・編集など行っております。MOTA編集方針

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる

日本カーオブザイヤー
カー用品・カスタムパーツ
人気記事ランキング

おすすめの関連記事