BMWは、ハイ・パフォーマンス・モデル、MINI John Cooper Works(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス)を発売することを発表した。価格は、363.0万円となる。
コンパクトでありながら、ハイ・パフォーマンス、そして高い燃費効率を実現し、厳しい排ガス規制をクリアしたMINI John Cooper Worksは全国のMINI正規ディーラーで予約注文の受付を開始。納車は2008年10月中旬以降を予定している。
MINIのラインナップ中で最も高いパフォーマンスを発揮するMINI John Cooper Worksは、BMWグループによって開発された高性能なエンジンを搭載。オクスフォード工場で生産される。ツインスクロール・ターボチャージャーおよびダイレクト・インジェクション・システムを採用した新開発4気筒エンジンは、最高出力155kW(211hp)/6,000rpm、最大トルク260Nm/1,850〜5,600rpm(オーバーブースト時は280Nm/2,000〜5,300rpm)を発生。0–100km/h加速性能6.5秒、最高速度238km/hとなる。
ハイ・パフォーマンスでありながら同時に高い燃費効率と低CO2排出を実現したMINI John Cooper Works。EUテスト・サイクルでのMINI John Cooper Worksの平均燃料消費量は100kmあたり6.9リッターと、MINI Cooper S(国土交通省審査値による燃料消費率10・15モード:14.2L)と同レベルの燃料効率を実現。1km走行あたりのCO2排出量は165gに抑えられており、さらにヨーロッパのEU5、アメリカのULEV llというふたつの厳しい排出ガス基準のすべてをクリア。効率性の高さと厳しい排出ガスの基準を全てクリアすると同時に、CO2排出量の少ないエコなハイ・パフォーマンスカーである。
MINIのワンメークレース、MINI CHALLENGEで使用されるレースカーと全く同じエンジンを搭載。MINI John Cooper Worksに搭載される専用デザインによる超軽量アロイ・ホイール、高性能ブレーキ・システム、新開発のエキゾースト・システム、改良型6速マニュアル・トランスミッションは、いずれもニューMINI John Cooper Works CHALLENGEのレースカーから受け継いでいる。
ブランド名に使用されるJohn Cooper Worksとは、1960年代にモータースポーツ界を席巻したジョン・クーパーという人物の名前から取っている。ジョン・クーパーとは、1960年代にクラシックMiniを素材にして、レーシング活動に関わり、チューニングされたMiniでモンテカルロラリーを3度も制するという偉業を成し遂げた人物。現在、BMWグループはジョン・クーパーの息子であるマイク・クーパーをMINI John Cooper Worksブランドのコンサルタントという立場で招聘し、特にアフター・パーツのチューニング・キットの開発に関与している。
MINI John Cooper Worksの製品は、MINIブランドのサブ・ブランドという位置づけで、全国のMINI正規ディーラーで販売される。通常のMINIブランドの製品と異なり、MINI John Cooper Worksの製品には、必ず「MINI John Cooper Works」というロゴが冠される。今回新たに発表するモデルやチューニング・キットのほかに、オプションやアクセサリーも用意。John Cooper Worksのロゴが入ったMINIの製品は、MINIがモータースポーツの世界で樹立した栄光の歴史とレースによって培われた高いパフォーマンスを表している。
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