2008/2/22 12:12
フィアット、新型フィアット500を3月15日より販売開始
フィアットは、3月15日より、フィアットの新型コンパクトカー フィアット500の販売を開始すると発表した。全国メーカー希望小売価格は2,250,000円 (税込) としている。
また、今回の新型フィアット500日本導入を記念して、特別限定ローンチモデルのフィアット500 1.2 8V ラウンジSS (スペシャルシリーズ) (Fiat 500 1.2 8V Lounge SS) の販売も開始する。標準仕様車にフロントフォグランプやクローム仕上げヒーテッド電動ドアミラー、ボディ同色サイドモール、フルオートエアコン、そしてリアパーキングセンサーの装備が追加されたもので、全国メーカー希望小売価格は2,330,000円 (税込)、販売台数は200台限定としている。
初代のフィアット500が発表されたのは1957年。それからちょうど50年後の昨年7月4日、新型フィアット500は、フィアットの本拠地であるイタリア・トリノで発表。2004年のジュネーブモーターショーで賞賛を浴びた『3+1 (トレピューノ)』コンセプトカーを進化させて生まれた新型フィアット500は、ヨーロッパのカー・オブ・ザ・イヤー2008の受賞をはじめ既に19もの賞を受賞した。(2008年1月現在)
フィアット スタイルセンターで設計され、ポーランドのティヒ (Tychy) 工場で生産されるコンパクトな3ドアモデルの新型フィアット500は、オリジナルモデルが持つ個性を僅かでも損なうことなく、当時そのままのフォルムをアップデートし最新のフォルムに作り変えられている。サイドビューは、前後のオーバーハングを最小限とし、ボンネットを短く造形したことで、聡明な感じのする魅力的な形状となった。フロントエンドは、最近のフィアット モデルに共通するイメージと、初代フィアット500の特徴的な要素が融合している。たとえば、円形の上側ヘッドライト (ロービーム) と、下側ハイビームとの組み合わせや、横に伸びたひげ状のアクセントライン中央に配されたエンブレムなどは初期モデルの面影を強く残している。一方、リアエンドには、自転車のサドルを思わせた初代フィアット500のナンバープレートランプホルダーのモチーフを再現した、クローム仕上げの大型テールゲートハンドルを配した。
新型フィアット500には、活気にみちた動力性能を発揮する最新型のエンジンを搭載。このエンジンは優れた低速トルク出力特性を誇り、使いやすさやパフォーマンス、燃費経済性、いずれの点でも高い仕上がりをみせている。加えてこのエンジンは徹底した環境への配慮がなされており、最新排ガス規制のEuro4をクリアしているのみならず、2009年より実施が予定されているEuro5にも対応できるようになっている。そして、日本市場の特性にあわせてATモード付5速シーケンシャルトランスミッションの『デュアロジック』を組み合わせた。『デュアロジック』では、クラッチペダルを排除した5速シーケンシャルシフト式手動変速のマニュアルモードと自動変速のオートマチックモードと2つの走行モードが選べるようになっている。さらにオートマチックモードのなかには、燃料消費量をさらに少なくするための最適な自動変速制御を実行するエコノミーモードも備わっている。