ハイエースの最新キャンピングカー「雅 Quint」がデビュー! リーズナブルなのに、標準装備は必要不可欠なものを揃えたシンプル仕様でライトキャンパーにぴったり/ダイレクトカーズ Vol.31
普段使いからレジャーまでお任せ! ダイレクトカーズ「雅 Quint」
ここ数年のアウトドアブームもあり、キャンピングカー市場は大人気。そんな中、「お手頃な価格でキャンピングカーライフを楽しみたい!」というライトなニーズが増えてきています。
今回ご紹介するのは、まさにそうしたユーザーをターゲットにした1台。2023年7月にキャンピングカービルダー「ダイレクトカーズ」からリリースされた「雅 Quint(みやび クイント)」です。
「雅 Quint」は、人気のトヨタ ハイエースをキャンプ・車中泊仕様に仕上げた1台。必要最小限のキャンパー装備だけを搭載し、シンプルに作られているのがポイントです。それでいて、高級シート、テーブル、ベッド、照明、キャビネットといった車中泊に必須のアイテムはしっかりと完備されています。
また、標準装備品をシンプルにしたことで、相場よりもリーズナブルな新車価格(文末のスペック一覧を参照)を実現。これまで高級な本格キャンピングカーに手が出しづらかったユーザーにもぴったりです。もちろん、オプションも用意されているので、必要に応じてアップグレードすることもできます。
普段使いでもレジャーでもこなせる注目のキャンピングカー「雅 Quint」。その魅力をさっそく見ていきましょう。
ベース車両は普通乗用車タイプ(3ナンバー)のハイエースワゴン
「雅 Quint」のベース車両は、ハイエースワゴンのGLグレード。GLはワイド&ロングボディにミドルルーフを採用したモデルです。
ハイエースには4ナンバーサイズの標準ボディ、3ナンバーミドルサイズのワイドロング、最大サイズのワイドスーパーロングという3つのボディバリエーションが用意されていますが、ベース車両に採用したワイドロングは「大きすぎず、小さすぎない」日本の道路事情に合ったサイズ感が魅力です。
「雅 Quint」の外観
全長4840mm×全幅1880mmのボディは、3ナンバーサイズの大型ミニバンとほぼ同等。買い物や子供の送迎といった普段使いにも活用でき、全高が2105mmのためほとんどの自走式立体駐車場にも入庫できます。
3ナンバー5人乗りで初回車検は3年
ハイエースワゴンはもともと3ナンバー10人乗りのクルマですが、「雅 Quint」では3ナンバーを変えることなく5人乗りを実現。キャンピングカー専門店ならではの高い技術力を活かし、一般では困難な構造変更等の課題もクリア。
また、8ナンバーのキャンピングカーが初回車検2年に対し、「雅 Quint」は3ナンバーのため“初回車検が3年”になるのもポイントです。
「REVOシート」が魅せる“変幻自在”のインテリア
「雅 Quint」の最大のポイントは、セカンドシートに1400mm幅の3人掛けREVOシートを搭載していること。REVOシートとは、乗車モード、リビングモード、ベッドモードといった多彩なアレンジ機能を備えている高性能な国産シートとなります。
シート本体は背もたれが高いハイバックタイプの成型シートなので、乗り心地は抜群。全席3点シートベルト付きなのはもちろん、チャイルドシートの脱着が簡単な「ISOFIX(アイソフィックス)(※)」にも対応しています。
(※)ISO(国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式。シートベルトではなく、専用コネクターを使用してチャイルドシートを固定します
セカンドシートを展開してリアマットをセットすれば、リア全面がフルフラットになる「ベッドモード」に早変わり。さらに、リアキャビネット上にベッドマットを敷けば2段ベッドへと進化し、ファミリーでも十分な就寝スペースが確保できます。
セカンドシートを後ろ向きにしてテーブルとベッドマットを設置すれば、家族みんなが集まってリラックスできる「リビングモード」へ。車内でゆったり食事や休憩ができるほか、移動オフィスやテレワークにも最適。ベッドマットの枚数を変えることで、好みに応じたアレンジも可能です。
ベッドマットとリビングテーブルを取り外せば、リア空間のすべてをラゲッジスペースとして活用できます。自転車やキャンプ道具、アウトドア用品などをたっぷりと積み込めるほか、荷物の積み降ろしも楽々。よりスペースを拡大したいときには、セカンドシートを前方にスライドすることで対応できます。
天井にはおしゃれなウッドデザインのシーリングパネルを装備。明るさ十分なダウンライトを備え、夜間でも自宅にいるかのような雰囲気が広がります。リアスピーカーも前方に移設し、音楽などが聞き取りやすいよう工夫されているのも嬉しいところ。
リア両サイドに設置されたキャビネットは、寝袋などの収納場所として活躍します。必要以上に大きく設計しないことで、室内空間を広くしているのがポイント。丁寧で合理的な作りは、さすがダイレクトカーズといったところです。
本格キャンピングカーにアップグレードできるオプション装備も充実
軽量かつシンプル設計が魅力の「雅 Quint」ですが、オプション装備品を選択することで利便性をさらに高めることができます。
まず、100Ahのサブバッテリー、700Wのインバーター、外部電源、走行充電システムの4つがセットになった「サブバッテリーシステム」。これらを搭載することで、エンジン停止中でも100VコンセントやUSBポートなどが使えるようになり、電化製品の一部やスマホ充電などが利用可能になります。
上記画像のとおり、サブバッテリーシステム一式はキャビネット内にスッキリと収まります。見た目だけでなく、メンテナンス性も考慮した設計とのこと。
このほか、冬の車中泊で欠かせないFFヒーターや断熱加工、旅に便利なナビゲーションセット(ナビ、ETC、前後ドラレコ、フリップダウンモニターなど)もオプションで用意。予算に合わせて本格仕様のキャンピングカーに仕上げられるのも、「雅 Quint」のいいところです。
「雅 Quint」1台で普段乗りからレジャーまでお任せ!
「雅 Quint」は、平日はいつものマイカーとして乗りつつも、休日ではレジャー用途で大活躍するマルチな1台。「本格的なキャンピングカーは必要ないけど、たまにはキャンプや車中泊で気分転換したい」。そのようなユーザーにぴったりのキャンピングカーとなっています。
実車をチェックしたい人は、三重県津市の「ダイレクトカーズ三重本店」、神奈川県厚木市の「ショールーム ATSUGI BASE」までお気軽にお問い合わせください。購入や相談も各店舗にて受け付けています。
そして嬉しいビッグニュースをキャッチ! 2023年10月25日には三重県鈴鹿市に「ショールーム SUZUKA BASE」がグランドオープンします!
オープンを記念して2023年10月28日~29日には”鈴鹿キャンピングカーフェア”を開催いたします。※両日ともに開催時間は10時~17時予定となります
「雅 Quint」スペック一覧 | |
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ベース車両 | ハイエースワゴン GL |
乗車定員/就寝可能人数 | 5名/1~5名 |
駆動方式 | 2WD/4WD |
登録 | 3ナンバー |
標準装備 | 1400i-seat REVOシート、家具一式、センターテーブル、ベッドマット、2段ベッドマット、フローリング加工、天井照明、リアスピーカー移設 |
オプション | サブバッテリーシステム、おすすめナビセット、制振断熱、FFヒーター |
メーカーオプション | パワースライドドア、デジタルインナーミラー、パノラミックビューモニター、電動格納ミラー、アクセサリーコンセント |
車両本体価格(税込) | 2WD/465万円、4WD/495万円 |
- 筆者 岩田 一成
- キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。1971年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。8年間の出版社勤務を経て2003年3月に独立。同年4月より、編集工房「HOT MIND」代表として編集業務の請負を開始。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に様々なジャンルの雑誌・ムック製作に携わる。取材・インタビュー経験は3000件以上。座右の銘は「商人ではなく、常に最前線に立つ職人であれ!」
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Brand Info - ダイレクトカーズ
ダイレクトカーズは、常時70台以上の展示車両が並ぶ東海地区で最大級の車中泊・キャンピングカーの専門店。神奈川県厚木市にも常時15~20台の各種ベースモデルが展示された「ショールーム ATSUGI BASE」を構えています。ダイレクトカーズでは、車中泊車両やキャンピングカーを始め、ユーザーの希望を叶えるカスタマイズを加えた車両を開発・ラインナップ。自社工場・整備工場も併設されており、お好みに合わせたカスタムやアフターメンテナンスを行うことできます。店内ショールームには500点以上のパーツやキッズコーナーもあり子連れやペット同伴での来店も可能です。
Corporate Profile
企業名:ダイレクトカーズ
■三重本店
所在地:三重県津市河芸町上野876-1
TEL:059-253-8888
■ショールーム ATSUGI BASE
所在地:神奈川県厚木市妻田東3丁目33-10
TEL:046-244-5517
オフィシャルサイト:こちらから