トヨタは、新ジャンルのクロスオーバーモデルであるTjクルーザーを世界初公開した。
車名の「Tjクルーザー」とは、アクティブに使い倒せるTOOL-BOXの“T”と、クルマと様々な場所に出かける楽しさを意味するJoyの“j”に、ランドクルーザーやFJクルーザーなど、トヨタのSUVラインアップに使用してきた“CRUISER(クルーザー)”を用いて力強さを表現した。
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使い勝手の良さを感じさせるスクエアなボディに、20インチの大径タイヤを履くどっしりとした足回りのマッチングが良い。フロントマスクは力強い印象としながら丸型ヘッドライトで愛嬌のある表情も見せている。
一見、バンとSUVが融合したスタイルと思いきや、スライドドアを装着してミニバンの要素も持ち合わせるという、新しいジャンルに挑戦したユニークなモデルだ。
Tjクルーザーはアウトドアでの使用を想定して、ボンネットやルーフ、フェンダーには、無造作に物を置いても傷や汚れがつきにくいケアフリー素材(特殊塗装)を採用しているのも特長だ。
Tjクルーザーのボディサイズは全長4300mm×全幅1775mm×全高1620mmとC-HRより少し全高が高い。
乗車定員は4名とかなりコンパクトであるが、室内はラゲッジから助手席までをフルフラットにすることができ、約3メートルもの大きな荷物を楽に積み込むことができる。
座席シートの裏側やデッキボードなどには多数の固縛ポイントを設けてあり、小さな荷物から長尺物まで自由に固定可能。また、バックドアの開口スペースを広く取ることで、自転車など大きな荷物の出し入れを容易にした。
運転席側の後部座席は、シートクッションを前側に立てることで、買い物袋などの荷物を置けるスペースが出現。さらに、大開口スライドドアを採用することで、横からの大きな荷物の出し入れや、乗り降りも容易にできる。
パワートレインは、次世代のTNGAプラットフォームを想定し、2リッタークラスのエンジン+ハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は前輪駆動/4輪駆動が想定されている。
現実味ある造りだけに、市販化の可能性も高そうだ。次なる展開に期待したい!
全長×全幅×全高:4300×1775×1620mm
ホイールベース:2750mm
乗車定員:4人
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