全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第6戦がツインリンクもてぎで行なわれ、荒聖治(LAWSON IMPUL)が初優勝を達成した。
ポールポジションスタートの土屋武士(DoCoMo DANDELION)がクラッチミートに失敗し、エンジンをストール。グリッド上にストップ。これに対して好スタートを決めてトップに立ったのは、2番手スタートの荒聖治(PETRONAS TOM'S)。その後方は、土屋のエンジンストールによって大混乱となったが、3番グリッドからスタートした金石年弘(SG 5ZIGEN)が2番手に浮上し、8番手スタートの松田次生(LAWSON IMPUL)もオープニングラップで3番手までポジションを上げてくる。以下、J.P.デ・オリベイラ(KONDO RACING)、立川祐路(CERUMO/INGING)、本山哲(Team LeMans)、ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)、小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)と続いた。
第1レースからクラッチに問題を抱えていた小暮は、スタートでポジションダウンしただけではなく、2周目の4コーナー立ち上がりでは完全に駆動が掛からなくなりスローダウン。結果、マシンを止める結果となった。金曜日の走り始めから好調でポールポジション争いも演じた小暮だが、決勝ではまったく運に見離される結果となってしまった。
レースは、2番手以降のバトルをよそに、スタートでトップに立った荒は、序盤から逃げる展開。レース終盤には、荒は序々にオーバーステアによりペースが落ち始め、トップ争いが白熱するが、荒は最後まで慌てることなく丁寧に走り、トップチェッカー。フォーミュラ・ニッポンでの初優勝を飾った。2位には松田、3位にはオリベイラが入り、ふたりは2レース連続の表彰台を獲得。以下、立川、本山までがポイントを獲得した。
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