2008/4/15 11:41
日産とクライスラー、新たなOEM契約に合意
日産「ヴァーサ セダン」
日産とクライスラーは米国現地時間の14日(日本時間15日)、両社間のOEM供給に関する2つの新たな契約に合意したと発表した。
今回のOEM供給により、両社は製品ラインアップの拡大、およびグローバルな生産能力の活用が可能となる。日産は、クライスラーのユニークなコンセプトとデザインに基づく新型低燃費小型車を生産する。クライスラーにとって新セグメント参入となる同小型車は、日産の追浜工場(神奈川県)において生産され、北米、欧州、およびその他グローバル市場において2010年に投入される予定である。クライスラーは、日産向けにフルサイズピックアップトラックを生産する。日産のユニークなデザインをベースとした同車は、クライスラーのサルティヨ工場(メキシコ)で生産される。日産向けの生産に対応するため、クライスラーは現在同工場で生産している自社ブランド車の生産を米国のピックアップトラック生産工場に移管する。日産のピックアップトラックの販売は、2011年から北米において開始される。
日産は本年1月、クライスラーが南米市場において販売する日産「ヴァーサ セダン」をベースとした新型モデルを、2009年よりクライスラーにOEM供給することで合意しているが、両社はさらなる製品供給の機会を検討していくことについても合意している。