2007/7/23 02:09
【F1 第10戦】 ヨーロッパGP 決勝結果
F1第10戦 ヨーロッパGPの決勝が22日、ドイツのニュルブルクリンクで行われた。レースは、スタート直後の豪雨でコースアウトするクルマが続出しレースが赤旗中断するなど、2度の雨が降る荒れたコンディション。天候に合わせたレース戦略や9台がリタイアするなど、目まぐるしい展開となった。
そんな波乱のレースを制したのはマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。レース終盤の2度目の雨の中、首位を行くフェリペ・マッサ(フェラーリ)をオーバーテイクし、モナコGP以来5戦ぶりの今季3勝目を挙げた。2位は、フェラーリのフェリペ・マッサが、3位にはレッドブルのマーク・ウェバーが入った。レッドブルとしては、昨年のモネコGP以来の今季初表彰台となった。
初戦から9戦連続で表彰台を獲得しポイントランキング首位に立つマクラーレンの新人ルイス・ハミルトンは、前日の予選で大クラッシュを起こし出走が危ぶまれていたが、検査で異常がみられなかったため10番グリッドよりスタート。しかし、レース戦略がうまく機能せず、コースアウトし最後尾に順位を落とすなどで9位フィニッシュ。ノーポイントに終わった。これにより、2位のフェルナンド・アロンソとの差は2ポイントまで縮まった。
日本勢では、ホンダのルーベンス・バリチェロが11位、スーパーアグリのアンソニー・デビッドソンが12位、トヨタのヤルノ・トゥルーリが13位。ジェンソン・バトン(ホンダ)、佐藤琢磨(スーパーアグリ)、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)はリタイアだった。