2007/3/18 01:36
【F1 開幕戦:予選】スーパーアグリ、佐藤琢磨が10番グリッド獲得
開幕戦オーストラリアGPの公式予選で、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が10番グリッドを獲得。チーム創設2年目にして初めて、予選でトップ10内に入った。アンソニー・デビッドソンは11番手だった。
■佐藤琢磨 「言葉がないよ。本当にすばらしいチームの努力の成果だ。今日も最初は雨がパラパラと降って、フリー走行ではセットアップに思いのほか時間がかかってしまい、ほんの数周しか走れず、難しい一日だった。予選の間にチームが団結して少しずつマシンを作り上げていったのだが、それが成功した。これまでは予選の第2セッションまで進めれば満足だと思っていたし、まさか第3セッションまで進めるとは思っていなかった。しかし、そこに残ることができて、本当に最高の気分だった。もちろん、シーズンはスタートしたばかりで、まだやらなければならないことはたくさんあるけれど、明日はいいレースになることを願っている」
■アンソニー・デビッドソン 「最高だったね。運転していても最高の気分だった。フリー走行での走りが予選でも続いたんだ。それを本当にエンジョイしていたけれど、最初のアタックでコースから外れて少しタイムをロスしてしまった。最後のアタックでは最終コーナーでタイムロスしてしまい、いいタイムが出せなかったが、そのあとの2つのスプリットタイムは琢磨よりよかったので満足しているし、チームにとってもいい結果が出てよかったと思っている。だけど、フリー走行では自己ベストのタイムが出せたのに、予選ではそれを出せなかったことが残念だったね」
■グラハム・テーラー (SUPER AGURI F1 TEAMスポーティング・ディレクター) 「チームにとってすばらしいニュースだ。最後のフリー走行では再び雨で準備を中断しなければならなかったが、最後はいい走りができていた。チームのレース魂を見せることができたと思う。予選ではスタッフたちをできるだけ落ち着かせるようにした。それは自分も含めてだけどね。すべてが我々に味方すれば予選第3セッションまでいけるのはわかっていたが、まさか本当にいけるとは思っていなかった。今日の予選で心残りなのは、アンソニーが第3セッションまで残れなかったことだけだ。この世界選手権のシーズン開幕戦で琢磨が予選第3セッションまで進めて、10番手で終われるなんて、本当に驚くべきことだ。チームの全員、そしてリーフィールドのファクトリーのスタッフ全員が本当によくがんばってくれた。ドライバーたちもとてもいいドライビングだったし、エンジニアもバランスのいいマシンを作り上げてくれた。スポンサーの皆さん、そしてパートナーであるHondaとブリヂストン・ポテンザにも感謝したい」