2006/8/7 02:21
【F1 第13戦】ルノーF1チーム、劇的なレースで得点できずに終わる
■コメント
フェルナンド・アロンソ (リタイア)
「今日のような出来事はレースでは起こることだが、それにしても信じられないレースだった。序盤は最高の出来だった。ライバルより多く燃料を積んでマシンが重いにもかかわらず、ウェットコンディション(路面が濡れた状態)でとてもマシンのフィーリングが良かった。セーフティーカーが入った後、 リスクを避け、ドライタイヤに替えたことで、今日のレースは余裕を持って勝てると思っていた。でも、ピットから出た後、マシンの後ろで何かが壊れ、2コーナーでスピンしてしまった。とても残念な 結果だけれど、それを含めた全体の結果として、ミハエルがリタイアし、我々はこのレースで何も失わなかった。マシンもとても速かった。 今年のチャンピオンシップを制する上で、重要な時期に入った。今日のレースを終えて、ルノーはいい位置に付けていると自信を持っている。最後に、ジェンソン(・バトン)、初優勝おめでとう。今日彼はすばらしい走りで、勝利を勝ち取った。 」
ジャンカルロ・フィジケラ (リタイア)
「タフな午後だった。いつもならウェットコンディションは得意なのだが、レース序盤のマシンはとても運転しづらかった。コーナーではアンダーステア(車が曲がりづらい現象)、その後アクセルを踏むと突然オーバーステア(車が曲がりすぎる現象)になった。マイケルをずっと追いかけてやっと追い抜いたと思ったら、8コーナーでコースアウトしてしまった。差を広げるため、ハードにプッシュし続けていたところだったが、マシンのリア部分とリアウイングにダメージを負ってしまった。マシンのフィーリングは変わらなかったので、そのままレースを続けたが、そのウィングがはずれ落ちてしまい、3コーナーでスピンしてしまった。いいレースではなかったが、ドライバーチャンピオンシップの3位争いは続いている。次のトルコはもっと速くなる自信がある。」
フラビオ・ブリアトーレ
「チームのミスでマシンが壊れてしまい、勝てなかった。いい日ではなかった。この追い詰められた状況で、すばらしい仕事をしてくれたチームとフェルナンドには申し訳なく思う。しかし、優勝争いのことを考えれば、今日のレースでは、最終戦までのレース数が減っただけで何もかわらないし、それどころか、前戦のホッケンハイムの厳しい状況から再び強さを取り戻したことを示せたと思う。フェルナンドが金曜にペナルティを受けていたことを考えるとなおさらだ。我々はアドバンテージを取り戻した。3週間後のトルコに勝つために、全力で努力していく。」