2006/3/3 22:46
ポルシェ、「911ターボ」「911 GT3」受注開始
ポルシェは、現在開催中のジュネーブモーターショーで2月28日にワールドプレミアとなった「ニュー911ターボ」と「ニュー911 GT3」の受注を開始する。
ポルシェの新しい「トップ」モデル、ニュー911ターボは、353kW(480PS)の最高出力と620Nmの最大トルクを誇り、6速マニュアルでは、0-100 km/h加速は実に3.9秒、スタートから12.8秒で時速200km/hに到達するスーパースポーツカー。ティプトロニックS装着車両では、加速性能はさらに鋭く0-100km/h加速は3.7秒へ、0-200km/h加速は12.2秒にまで短縮される。また、ニュー911ターボにはガソリンエンジンモデルに初めて採用された、可変タービンジオメトリーの排気ターボチャージャーや、新設計の電子制御多板クラッチ4WDシステム、そして新しく設定されたオーバーブーストを可能にするオプション、「スポーツクロノパッケージ・ターボ」、ポルシェの伝統に則り更に強化されたブレーキシステムなど、ポルシェの新しいトップに相応しい進化を遂げている。
もう一方の新しいモデル、ニュー911 GT3は、搭載される3.6リッター水平対向エンジンで、305kW(415PS)を搾り出しクラス最高のパフォーマンスを備える。ニュー911 GT3のキャラクターは、先代モデルと比較して200rpm高められたレブリミットからも明らか。さらに高回転型となったエンジンと新開発の6速トランスミッションの絶妙なマッチングにより、0-100km加速のタイムが4.3秒で、静止状態から8.7秒で時速160km/hに到達し、最高速度310km/hをマークしている。GT3として初めてアクティブシャシー、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)が装備されるほか、最適なシフトタイミングを知らせるシフトアップディスプレイや、機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、カレラGTから受け継いだ電子制御式の新しいトラクションコントロールシステムが備わる、公道を走る自然吸気エンジン搭載のプロダクションスポーツカーというカテゴリーでは頂点に君臨するモデルとなるとしている。