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業界ニュース・自動車ニュース 2006/2/15 17:39

マツダ、水素ロータリーエンジン車の限定リース販売を開始

 マツダは、2月10日、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステム(運転席でのスイッチの切り替えにより、水素での走行/ガソリンでの走行を選択できるシステム)を採用した水素ロータリーエンジン車「マツダRX-8ハイドロジェンRE」の国土交通大臣認定を取得した。

これにより、マツダはリース車両の限定販売を開始し、本日エネルギー関連の民間企業2社とのリース販売契約に合意した。なお、リース車両の納車は3月下旬を予定している。水素ロータリーエンジン車のリース販売は世界で初めてのこととなる。

 今回、マツダはエネルギー関連企業である出光興産株式会社と岩谷産業株式会社と合計2台のリース販売契約に合意した。今年度、地方自治体やエネルギー関連企業などに合計10台程度の限定リース販売を行う計画である。マツダは2003年の東京モーターショーでRX-8 水素ロータリーエンジン開発車を発表、2004年10月には開発車両の国土交通大臣認定を取得し、公道走行試験を重ねて実用化に向けた開発を進めてきた。開発車両の発表から数えて29ヶ月間で実用化に成功した。

 「マツダRX-8ハイドロジェンRE」は、デュアルフューエルシステムの採用によって、水素とガソリンのどちらでも走行できるため、水素ステーションなどのインフラが未整備の地域でも水素燃料切れの不安なく走行できる高い利便性を発揮する。水素走行時のCO2(二酸化炭素)排出量はゼロ、NOx(窒素酸化物)もほとんど発生しない優れた環境性能を持ちながらも、内燃機関特有の自然なドライビングフィールを両立している。また、既存のエンジン部品や生産設備などを活用できるため、低コストでの実用化が可能であり、高い信頼性も備えた環境に優しいクルマである。標準リース価格は、現在国内でリースされている燃料電池車のほぼ半額となる消費税込42万円/月(消費税抜40万円/月)とした。

 マツダは、内燃機関の可能性を示す水素ロータリーエンジン搭載車のさらなる性能向上をめざして開発を進め、より環境に優しい水素エネルギー社会の実現に貢献したいと考えている。


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