コンセプトカー10台をはじめ、全12台の車両を展示したダイハツブース。
会場の目玉となったのは、ステージに置かれた「コペン クーペ」、「コペン セロ スポーツプレミアム」、「コペン GR スポーツ コンセプト」という3台のコペンだ。
2016年の東京オートサロンに「コペン セロ クーペコンセプト」の名で出展され、好評を集めたコペンのクーペ仕様。その市販モデルが東京オートサロン2019に登場した。
ハードトップ部分はカーボン製で、各部のデザインは当時のコンセプトカーにかなり近い形で市販化が実現されている。ラゲッジスペースへのアクセスは、バックウィンドウから行う仕様だ。
当然ながらルーフは開かないが、その代償としてボディ剛性の向上などが期待されることから、通常のコペンに対する走りの変化にも注目したい。なお東京オートサロン2019出展車は、ディーラーオプションで設定されるHKSのサスペンションキットやマフラーも装備していた。
ボディカラーはブリティッシュグリーンとパールホワイトの2色で、5速MTとCVTが設定されている。価格は248万4000円からとなり、限定200台での販売だ。
購入するためには、まずインターネット上で商談権の抽選申し込みを2月11日(月)18時までに行う必要がある。その後、抽選に当たると商談を始められるという仕組みだ。そのため、購入したい方も慌てる必要は特にないが、まずは商談権の抽選を申し込もう。
スポーティにも楽しめるが、「プロムナードカー(お散歩クルマ)として楽しむ」という使い方も似合うコペン。そんな独自のキャラクターを発展させたのが本モデルだ。
ホイールを含む各部のメッキパーツや、内部をブラックにしたヘッドライト、ルーフ部分に施されたホワイトのラッピング、同じくホワイトのレカロシートなどが新たに装着され、ラグジュアリーな雰囲気を高めている。
パーツを装着することで再現できる出展車のため、反響次第では比較的早期の市販化も期待できそうだ。
既報のとおり、トヨタブースで展示されていたコペン GR スポーツ コンセプトは、本家であるダイハツブースにも飾られていた。トヨタブースでは白いボディのものが展示されていたが、ダイハツブースの展示車は赤いボディにゴールドのBBSホイールが印象的な仕様だ。
市販化の際にはトヨタ・ダイハツの両社で販売されるようだが、当然ながら販売されるクルマの内容は同じとのことだ。
[筆者:永田 恵一 / 撮影:和田 清志]
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2018/12/19