MOTAトップ ニュース/記事 特集 東京モーターショー2017 トヨタの次世代ハイブリッドスポーツカー “GR HV スポーツ コンセプト”が気になる!【東京モーターショー2017】

モーターショー 2017/10/25 16:07

トヨタの次世代ハイブリッドスポーツカー “GR HV スポーツ コンセプト”が気になる!【東京モーターショー2017】

関連: トヨタ 86 , トヨタ スープラ Text: 小鮒 康一 Photo: 原田 淳
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トヨタの新ブランド “GR”がコンセプトモデルを発表

トヨタブースに展示された“GR HV Sports Concept(ジーアール ハイブリッド スポーツ コンセプト)”は、TOYOTA GAZOO Racingが世界耐久選手権(WEC)で戦うハイブリッドレーシングマシン「TS050 HYBRID」に搭載されるスポーツハイブリッドシステム「THS-R」を搭載した環境にも配慮した新しいスポーツカーだ。もちろん車名の「GR」はトヨタが新たに立ち上げたスポーツカーブランドを示している。

ベースは86だが・・・?

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ベースとなったのは、その特徴的なサイドラインからも分かるようにトヨタ 86だが、フロントマスクにはTS050 HYBRIDにも採用されている多光式のLEDヘッドライトを採用し、従来の86とは全く異なる印象を持たせている。また、リアもベース車とは大きく異なるテールレンズや大型ディフューザーなど、レーシングカーのモチーフを採用したほか、マフラー出口もバンパー中央にマウントされており、一目では86がベースと分からないほどだ。また元々後部座席があった位置にバッテリーが鎮座するため、2人乗りへと変更がなされている。

>>【現地撮り下ろし】トヨタ GR HV Sports Conceptの画像を見る!

トヨタブランドでオープンモデルの復活が望める!?

トヨタのオープンモデルは2007年に生産を終了したMR-Sを最後に途絶えているが(レクサスブランドは除く)、GR HV Sports Conceptはトヨタ スポーツ800やスープラに採用された“エアロトップスタイル”が採用されている。過去に86のオープンモデルがモーターショーに登場したこともあったが、生産ラインの問題などもあり実現できなかった。しかし複雑な機構を持たないエアロトップであれば、実現する可能性はゼロではないのではないだろうか。

また、ルーフを脱着式にしたことでボディ剛性の低下が懸念されるところだが、このコンセプトモデルにはTRD製のドアスタビライザーが装着されていた。ドアストライカー部分の隙間にスペーサーを入れ、隙間を埋めることでステアリングを操作した際の車両の応答遅れを低減する効果は、クローズドボディ車よりも一層高いと思われる。

デザインから察するに搭載するのは水平対向エンジンか?

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TS050 HYBRIDに搭載されるエンジンは、2400ccのV型6気筒直噴ツインターボチャージャーだが、ベースの86よりもさらに低められたノーズにこのエンジンが入るとは考えにくい。

すでにハイブリッドバッテリーを車両中央付近に搭載することがアナウンスされているため、必然的にフロント部分にエンジンが搭載されることは間違いないが、果たしてどんなエンジンを想定しているのだろうか。やはりエンジン全高の低い水平対向エンジンが有力か?

ボタンでマニュアルシフトに切り替え可能

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「ボタンひとつでマニュアルモードへの切り替えが可能で、オートマチック車でありながら6速マニュアル車のような操作を楽しめるHパターンシフトを採用」とリリースにあるように、基本的には2ペダルのオートマチック車であることが分かる。恐らくセンターコンソールに並んだ「P・R・N・D・M」のモード切替スイッチのMモードに入れると、シフトノブでギアチェンジが可能になるということだろう。

当然、シフトノブはギアチェンジのためだけに存在するため、「R」は存在しない。また、パドルシフトも備わらないことから、マニュアルモードで走るときはシフトノブでの操作は必須ということになりそうだ。

マニアはここが気になる・・・

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このように、リアルとファンタジー(コンセプト)が同居するGR HV Spots Concept。どこまで市販車に落とし込まれるのかが気になるところだが、例えばミシュランのスポーツタイヤ、パイロットスポーツ4Sに組み合わされたRAYS製のアルミホイールは、TS050 HYBRIDが装着しているものをオマージュしたデザインで、市販化されたら人気を集めそうだ。

また、センターコンソールで3連メーターを表示しているナビゲーションは、トヨタのオプション品として用意されている「NSZT-W66T」。もし、純正ナビにこういった機能が+されれば、純正ナビを選ぶ理由にもなるのだが……。

筆者: 小鮒 康一

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