純正並みの静かさと高い排気効率を両立したGRヤリス用マフラー「VVV」は2021夏発売!|FUJITSUBO【Vol.8】
GRヤリスに2種類のマフラーをラインアップするFUJITSUBO
世界ラリー選手権(WRC)に勝つことを至上命題として、ホモロゲーションモデルとして開発がスタートしたGRヤリス。昨年9月の発売以降はモータースポーツユーザーだけでなく、スポーツカーファンからも熱い視線を集め、それに伴ってチューニング業界でもひと際盛り上がりを見せている車種となっている。
日本が誇る老舗のマフラーメーカーであるFUJITSUBOも例外ではなく、いち早くGRヤリスの実車を導入すると専用マフラーの開発に着手。2021年1月15日には「Authorize R(オーソライズR)」をリリースし、発売1週間で第3ロット分まで予約で完売となる人気を見せた。
純正並みの静かさと高い排気効率を実現したマフラー「VVV」
そんなFUJITSUBOでは、オーソライズRに続き、GRヤリス用の新たなマフラーを開発中だ。それが今年のオートサロン(バーチャル)で発表された「VVV(ヴィダブリュ)である。
排気バルブシステムを採用することで、ノーマルマフラーとスポーツマフラーの“良いとこ取り”を実現した、実用性に特化した近未来スポーツマフラーシリーズであるヴィダブリュは、すでに86/BRZやGRスープラ用などがリリースされ、大人のスポーツマフラーとして人気を博しているシリーズだ。
GRヤリス用のヴィダブリュは、リモコン操作によって任意でバルブを開閉することができるため、ワインディングや高速道路、サーキット走行時などはバルブを開け、住宅地を走行するときはバルブを閉めて純正並みの静かさを簡単に変更できる。
なお、バルブはリアのメインサイレンサー右側に備わっており、バルブを閉めることで左側2本のみ排気、バルブを開ければ4本全てから排気されるシステムとなっている。
GRヤリスはマフラー交換でさらに魅力的な走りが引き出せる
GRヤリスは3気筒の1.6Lエンジンながら272PS(200kW)を発生するハイチューンエンジンとなっているが、マフラー交換での効果は予想以上に大きく、試作品の段階で+7PSを実現。ECUチューンで更なるパワーアップも望めそうということなので、今後ステップアップを考えているユーザーに対してもチューニングの第一歩としてオススメできる仕上がりとなっている。
リアビューをさらにスポーティにするドレスアップ効果も
マフラーといえば、言わずと知れたチューニングパーツではあるが、見た目の変化というドレスアップ効果も見逃せないポイント。その点、GRヤリス用のヴィダブリュは、左右2本出しの迫力あるリアビューを実現しており、92Φと76Φの異径パイプを組み合わせることで、より一層迫力を増している。
さらに純正クオリティのリアビューとするために、マフラー出口部分のガーニッシュを新設計。純正ディフューザーの一部をカットしてガーニッシュを装着することで、専用のバンパースポイラーを装着したかのような一体感に仕上がっている。
ちなみにカットするディフューザー部分は別パーツで部品供給があるため、純正戻しのハードルが低いのも嬉しいところ。
GRヤリス用マフラー「VVV」は2021年夏頃発売予定
今回取材したものは開発中のものということで、販売までに変更がなされる可能性もあるようだが、ルックス面はほぼこのまま市販される予定とのこと。現段階では2021年初夏くらいまでにはリリースしたいというから、今から期待して待ちたい。
なお、FUJITSUBOのバーチャルオートサロン特設サイトでは、今回取材したヴィダブリュを装着したGRヤリスの走行動画などを見ることができる。そのサウンドが気になる人はぜひチェックしていただきたい。
▼FUJITSUBOのVVVを装着したGRヤリスを動画でもチェック!
- 筆者 小鮒 康一
- 1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。
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FUJITSUBO(フジツボ)は、1931年創業のチューニングショップを前身にもつ、老舗エキゾーストメーカー。アフター向けのマフラーでは日本有数のシェアを誇っており、クオリティや信頼性の高さから多くの支持を集めている。また自動車メーカーとの関係性も強く、純正マフラーの製造やスペシャルモデルの排気系を手がけている。
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