GR86/BRZにレーシングカー由来のパフォーマンスを! 排気効率を追求した本格マフラー「A-RM」/FUJITSUBO【Vol.13】

トヨタ GR86/スバル BRZ用に機能を追求したFUJITSUBO「A-RM」が登場

今や希少となったFRレイアウト(後輪駆動)のスポーツクーペとして、トヨタとスバルの共同開発で誕生したトヨタ 86/スバル BRZ。2021年には2代目モデルが登場し、その人気に更なる拍車がかかっている。

そんな2代目となった86は、新型からは名称を「GR86」に変更。新型BRZと共に、先代の水平対向4気筒の2Lエンジンから2.4Lへと排気量が拡大され、よりパワフルなモデルへと生まれ変わった。

排気量が拡大されたことで旧型用のマフラーはアンマッチとなるため、各社より新型モデル用のマフラーの開発が急ピッチで進められていたが、エキゾースト(排気系統のパーツ)メーカーの老舗であるFUJITSUBO(フジツボ)から、排気効率を追求した本格派のエキゾーストである「A-RM(エー・アールエム)」がリリースされたのである。

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スーパー耐久車両用マフラーが由来のパフォーマンスモデル「A-RM」

FUJITSUBOが誇るパフォーマンスモデルのマフラー「A-RM」。GR86/BRZ用に開発された「A-RM」の仕様は「スーパー耐久シリーズ」に参戦するレーシングカー用に作られたものがベース。

スーパー耐久シリーズとは、市販量産車ベースのレーシングカーで行われる国内レースであり、車体、エンジンは一般車両と変わらない。クラスにもよるが、基本的には純正+αが維持された市販車に近い状態を強いられるレース。そんなレースで勝つために、スーパー耐久シリーズ専用のエキゾーストは排気効率を追求し、中~高回転域でのパワー&トルク向上を第一に考えた専用設計となっている。

そのレース由来のノウハウをフィードバックし、同じような設計思想を持って高いパフォーマンスを実現できるようにと開発されたのがGR86/BRZ用の「A-RM」だ。

GR86/BRZ用の「A-RM」では軽量化も重視している。純正が左右2本出しのレイアウトとなっているところ、潔くシングルテール(片側1本出し)のレイアウトを採用。

シングルテールを採用した理由は、リアオーバーハング(ホイールの中心よりも後方)を軽量化。リアオーバーハングの重量は車両の運動性能に大きく影響を与えるためだ。

マフラー全体の重量も純正が16.4kgのところ、GR86/BRZ用「A-RM」では11.6kgの約5kgの軽量化を実現。

交換するのはマフラーだけではなく、センターパイプ(排気管)からの交換とすることで理想的な排気効率を実現している。

高い排気効率のエキゾーストとするだけでも効果絶大と思われるが、パワーアップと軽量化によって、GR86/BRZはより高いパフォーマンスを発揮できるようになるのだ。

高性能化する純正マフラーに対してもパワーアップのアドバンテージ

ひと昔前の車両の純正マフラーというのはいかに排気音を小さくするかを至上命題としており、効率は二の次というものも珍しくなかった。しかし、近年では純正マフラーの性能も大きく向上してきており、特に今回のGR86のようなスポーツモデルに関しては、純正品であっても高効率なものも珍しくなくなってきている。

そのため見た目やサウンド重視のマフラーなどでは、装着することでノーマルよりもパワーダウンしてしまうというケースもあるという。それゆえに、マフラー選びは熟考して決めたいところ。

その点、FUJITSUBOのエキゾーストは長年のノウハウやレースなどの経験によって性能も担保されている。この「A-RM」をGR86に装備した場合、純正の168.8kW/244N・m(229.6PS/24.9kgf・m)から171.1kW/248.9N・m(232.7PS/25.4kgf・m)へとパワー、トルク共にアップすることを確認済(データはFUJITSUBOの測定によるもの)。

またサウンドも、ふさがった感じのある純正に対し、「A-RM」はいかにも抜けが良さそうな、まさにスポーツエキゾーストといった快音。ついつい高回転まで引っ張ったり、シフトダウンをしたくなったりしまうほど気持ちの良い音質だ。

▼「A-RM」のサウンドの視聴はこちら

価格・対応車種

■価格

13万3100円(税込)

■対応車種

ZN8 GR86

ボディ型式:3BA-ZN8

エンジン型式:FA24

年式:R3.10~(2021.10~)

>>GR86用「A-RM」の詳細はこちら(FUJITSUBOのオフィシャルサイト)

ZD8 BRZ 2.4

ボディ型式:3BA-ZD8

エンジン型式:FA24

年式:R3.7~(2021.7~)

>>BRZ 2.4用「A-RM」の詳細はこちら(FUJITSUBOのオフィシャルサイト)

テールパイプ用カーボンパーツもオプションで用意

GR86/BRZ用の「A-RM」にマッチするオプションパーツ「EXH+ CARBON FINISHER φ118」もラインナップされている。

こちらは、テールパイプの先端に装着するドレスアップパーツだ。カーボン製のテールでバックショットを引き締めたい方に最適。

SUSホースバンドで簡単に装着でき、フィット感も抜群に良いので「A-RM」をインストールするならばオススメのオプションだ。

>>「EXH+ CARBON FINISHER φ118」の詳細はこちら(FUJITSUBOのオフィシャルサイト)

公式サイト&SNSを要チェック! 購入希望者は早めの予約注文を!

新車で買える貴重なFRスポーツ、GR86用に機能を追求したFUJITSUBO A-RMがいよいよ登場

実際のサウンドは、定期的に大型カー用品店などで実施しているイベントで聞くこともできる。お近くの店舗でイベントが開催される際はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。なお、イベントの開催情報などはFUJITSUBOの公式サイトや公式SNSなどで発信されているので要チェック!

もちろんGR86/BRZ用「A-RM」も事前認証取得済となるので保安基準適合品であり、車検は問題なくパスできる点も重要なポイント。レース直系ではあるものの、法律の定める基準に適合している。

そんな魅力たっぷりの新型GR86/BRZ用「A-RM」は、2022年5月9日から販売がスタートしている。しかし、すでに初期ロットは完売となるほどの注目度。確実に入手したいと考えている人は、早めに予約注文を入れておいた方がよさそうだ。

>>FUJITSUBOのオフィシャルサイトはこちら

筆者   小鮒 康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。
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FUJITSUBO(フジツボ)は、1931年創業のチューニングショップを前身にもつ、老舗エキゾーストメーカー。アフター向けのマフラーでは日本有数のシェアを誇っており、クオリティや信頼性の高さから多くの支持を集めている。また自動車メーカーとの関係性も強く、純正マフラーの製造やスペシャルモデルの排気系を手がけている。

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