サウンドだけでなくエンジンの特性まで変わる!? FK8シビック・タイプR用マフラー「VVV」|FUJITSUBO【Vol.7】

FUJITSUBOがシビック・タイプRに向けて新型マフラーを開発中

スポーツカー冬の時代と言われながらも、「タイプR」という伝統を絶やすまいと奮闘しているホンダ。そんなホンダが現在リリースしているシビック・タイプRは、以前の軽量ボディと超高回転型のNAエンジンという組み合わせではなくなってしまったものの、前輪駆動のホットハッチとしてその地位を守り続けている。

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すでにノーマル状態でもメーカー純正のチューニングカーといった装いの現行型シビック・タイプR(FK8型)ではあるが、やはりタイプRユーザーからはチューンドマフラーを求める声が多く、マフラーメーカーの老舗であるFUJITSUBOも「AUTHORIZE RM+c」をリリース済となっている。しかし、2021年の東京オートサロンを前にさらに新たなマフラーを制作中ということで、早速実物をチェックすることにした。

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ノーマルマフラーとスポーツマフラーの良いとこ取りをした「VVV」

今回新たに開発中のシビック・タイプR用のマフラーは、排気バルブシステムを採用することでノーマルマフラーとスポーツマフラーの“良いとこ取り”を実現した、実用性に特化した近未来スポーツマフラー「VVV(ヴィダブリュ)」シリーズ。

VVVシリーズは、マフラー本体に内蔵されたバタフライバルブの開閉により、排気経路を変化させて音量・音質・性能特性を変化させる画期的なエグゾーストシステムとなっており、シビック・タイプR用もバルブの開閉によって2種類のサウンドと性能特性を楽しむことができるのだ。

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大きさが異なる独特の3本出しテールでインパクトも抜群なシビック・タイプR用マフラー

そんなシビック・タイプR用のVVVマフラーだが、一目でそれと分かるのがリアピースの出口部分だろう。出口の数こそ純正と同じ3本だが、中央と右側が太く左側が細いという独特のレイアウトを採用している。それがFUJITSUBO解釈の3本テールのスタイルなのだ。

実はこれこそがFUJITSUBOが編み出した排気効率とサウンドを両立させながらも、保安基準適合とするためのレイアウト。太い2本の出口にのみバルブが備わっており、細い方の出口はサイレンサーの中で複雑にループして消音効果を高めているのである。

そのため、バルブを開いた状態では太い2本側から直線的に排気がなされて排気効率が大きくアップし、バルブを閉じれば細い方から静かに排気をするという1本のマフラーで相反するサウンドを実現している。

実際、試作品を装着した実車のアイドリング音を聞いてみると、バルブを開けた状態ではチューンドマフラーを装着したと実感できる低音の効いたサウンドなのに対し、バルブを閉じると純正マフラーと同等かそれ以上に静かなアイドリング音に一変した。これほど静かであれば、夜間や早朝の住宅地でも周囲からクレームがくることはまずないだろう。

走行フィーリングも格段にアップするシビック・タイプR用VVV

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そして、さらに驚いたのが走行性能だ。今回は試作品を装着した状態で走行させていただく機会に恵まれたのだが、バルブが開いた状態では回転を上げていくにつれ、チューンドマフラーらしい快音を響かせながらパワーがついてくる気持ちの良いフィーリング。実際のパワーチェックでも10kW/7Nmのパワーアップが確認できたというが、数値以上に軽やかな伸び感を実感することができた。

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そしてバルブを閉じた状態では、サウンドが明らかに静かになったのはもちろんなのだが、なんと2000~3000回転辺りのトルクが一気に向上したのである。この回転域は街乗りなどで多用する乗用回転域であるから、街中での走りやすさに直結するところ。つまりバルブを閉じれば音量だけでなく、出力特性も街乗り向きに変わるということなのだ。

なお、バルブの開閉に関してはシビック・タイプRに純正で備わる3つのドライブモードに連動しており、「COMFORT」と「SPORT」ではバルブが閉じ、「+R」にしたときのみ全開となるようになっている。ドライブモードは走行中でもセンターコンソールに備わるスイッチで変更可能なので、その時々でシームレスにバルブ開閉ができる点も見逃せないところだ。

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シビック・タイプR用VVVマフラーは近日発売予定!

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今回取材したものはプロトタイプとなり、本来であれば東京オートサロン2021でお披露目の予定であったが、残念ながらオートサロンは中止となってしまった。しかし、マフラー自体はなるべく早い段階で市販したいとのことで、価格面も含めて鋭意検討中だそう。すでにリリース済のチタン&カーボンテールを備えたFK8用「AUTHORIZE RM+c」よりは価格を抑えたいという話なので続報を期待して待ちたい。

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FUJITSUBO(フジツボ)は、1931年創業のチューニングショップを前身にもつ、老舗エキゾーストメーカー。アフター向けのマフラーでは日本有数のシェアを誇っており、クオリティや信頼性の高さから多くの支持を集めている。また自動車メーカーとの関係性も強く、純正マフラーの製造やスペシャルモデルの排気系を手がけている。

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