最強の4気筒ターボエンジン「メルセデスAMG A45S」をさらに心地よくするスポーツマフラー/FUJITSUBO【Vol.9】

コンパクトながら上位モデルも脅かすスペックをもつホットハッチ「AMG A45S」

ホットハッチの定義といえば、実用的なハッチバック車に元気なエンジンを搭載して固められた足回りを持つモデル、というイメージが強い。そこから考えると、もはやホットハッチという枠を大きく飛び出したモデルとも言えるのが、メルセデスAMGがリリースするA45S 4MATIC+だろう。

FUJITSUBO

搭載されるエンジンは直列4気筒DOHCの1991ccと、ここまで聞くとメルセデスにしては一般的にも感じるスペックだが、それをターボチャージャーで加給することで、421PS/500N・mという量産2リッターエンジンとしては世界最高のスペックを誇っているのである。

そしてその強大なパワーを確実に路面に伝えるために、状況に応じてトルクの前後配分を連続可変制御する四輪駆動システムを搭載。もはやホットハッチの枠を超え、世界最速の2リッターマシンともいえるほどの実力を兼ね備えたモデルなのだ。

メルセデスAMG A45Sに向けたスポーツマフラー

このようにもはやメーカー純正のチューンドモデルであるA45S用のマフラーを開発中なのが、国産マフラーメーカーの老舗、FUJITSUBOである。

FUJITSUBOと聞くと国産車のマフラーを中心にリリースしているイメージが強いかもしれないが、最近ではアウディ S3BMW M2といった輸入車のハイパフォーマンスモデル用のマフラーも手掛けている。

これはFUJITSUBOがアメリカやオーストラリア、アジア圏など海外にも積極的に展開しているからであり、もはやワールドワイドなマフラーメーカーとなっているのだ。

排気効率と軽量化、サウンドをバランスさせたVVV

そんなFUJITSUBOがA45S用に開発中なのが、排気バルブシステムを採用することでノーマルマフラーとスポーツマフラーの“良いとこ取り”を実現した、実用性に特化した近未来スポーツマフラーシリーズである「VVV(ヴィダブリュ)」となる。

A45Sの純正マフラーには純正でバルブ機構が備わっているため、ヴィダブリュでは純正のバルブを流用して装着するシステムを採用。そのため、純正マフラーと同様のタイミングでバルブを開閉することができ、手間とコストを抑える設計となっている。

出口の形状は純正と同じく左右4本出しとなるが、カーボンテールとなることで純正のシルバーのように妙に出口だけが浮いて見えるような印象もなく、上品な雰囲気すら感じ取ることができる。

Fujitsubo

性能面では、すでにノーマル状態でもハイチューンドなA45Sだけにパワーアップは4PSと控えめとなっているが、A45S用ヴィダブリュはチタン製となっており、実に7kgほどの軽量化を実現した。これは純正マフラーの75%ほどの重量であり、出力アップと同等かそれ以上に運動性能の向上が見込めそうだ。

>>FUJITSUBO VVV(ヴィダブリュ)の詳細はこちら

メルセデスAMG A35に向けて車検対応マフラーを開発中

と、ここまでお伝えしていながら、実は残念なお知らせがある。なんとこのA45S用のマフラーは開発中止という結果になってしまったそうだ。その理由の一つは騒音規制の問題だという。

そもそも輸入車の多くは「Eマーク」という欧州連合の基準に適合するように作られており、これをクリアしていれば日本での車検もクリアできるシステムになっている。一部のスーパーカーのように、明らかに爆音にもかかわらず車検を取得できるのも、Eマークがついているから、というのが事実なのだ。

そしてA45Sもまた、Eマークを取得したモデルであり、実のところ音量だけを見ると純正マフラーの状態ですでに日本の加速騒音試験の基準値をオーバーしているのだとか……。

ただ、このままこのマフラーがお蔵入りになるわけではなく、同じプラットフォームを使用しながらA45Sよりはマイルドなチューニングが施された「メルセデスAMG A35 4MATIC」向けに手直しをした上で販売に向けて開発中とのこと。

A35は純正で左右2本出しのマフラーとなることから、4本出しのヴィダブリュになることでビジュアル的なアップグレードもできるため、リリースが待ち遠しいオーナーも少なくないだろう。

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筆者   小鮒 康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。
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FUJITSUBO(フジツボ)は、1931年創業のチューニングショップを前身にもつ、老舗エキゾーストメーカー。アフター向けのマフラーでは日本有数のシェアを誇っており、クオリティや信頼性の高さから多くの支持を集めている。また自動車メーカーとの関係性も強く、純正マフラーの製造やスペシャルモデルの排気系を手がけている。

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