20×10Jでアンダー6万円! アルファード/ヴェルファイアの足元にばっちりハマるカスタムホイール「Leowing FM9」|トライアルファ【Vol.7】
20×10Jで6万円を切る驚異の価格設定を実現したホイール「Leowing FM9」
ツライチにキマる10Jのワイドなリム幅を追求すると、ディスクとリムが別体となるマルチピース構造となり、価格も相応に跳ね上がるのが常だ。
そんな常識を覆すホイールが誕生した。トライアルファからリリースされた「Leowing(レオウイング) FM9」だ。
画像のヴェルファイアが装着するレオウイング FM9は20インチ×10J。カラーはメタルシルバーとゴールドを用意する。価格はゴールドが5万7500円で、メタルシルバーが5万8500円。同サイズの鋳造ホイールは通常8万円を超えるのが一般的なので、レオウイング FM9はよりリーズナブルな価格設定を実現しているといえる。(※価格は税別)
有名ブランドと同じクオリティのホイールをリーズナブルに提供するトライアルファ
20×10Jで6万円を切る価格設定だけでも目を見張るものがあるが、さらに驚かされるのがクオリティとファッション性の高さだ。その確かな品質と驚異の価格設定を実現できたのには、トライアルファというホイールメーカーが誕生した経緯が大きく関係している。
トライアルファの創業は2016年。30年以上前から有名ブランドホイールの企画や設計に携わってきた湯浅代表によって設立された。トライアルファは「有名ブランドと同等のホイールをもっとリーズナブルな価格で提供したい」という、湯浅代表の思いから立ち上げられたホイールメーカー。
したがって、設計から製造に至るまで妥協がない。生産を依頼する工場は、有名ホイールブランドを手掛けており、技術面も管理体制も高度なレベルにあるため、高品質な製品を提供できる。そのような工場と提携をしているため、トライアルファの製品は、リーズナブルだが有名ホイールブランドと遜色ない品質を確保しているのだ。
製造工程を簡略化できるワンピースで10Jを製造
レオウイング FM9が驚異の価格設定を実現できた理由はもうひとつある。10Jもの幅広なホイールはマルチピース構造を採用するのが一般的だが、レオウイングFM9はワンピースだ。ワンピースはマルチピースよりも製造工程を簡略化できるので、大幅なコストダウンが可能になるというわけだ。そんな常識外れの製法を採用できたのも、ホイール製造に精通した工場と湯浅代表の深い結び付きがあったからこそといえる。
ワンピースのレオウイングFM9に存在感あふれるマルチピースのディテールを投入
ワンピースとしながらマルチピースを思わせるディテールを数多く採用している点も、レオウイングFM9の注目のポイントだ。リムにはマルチピースホイールに使われることが多いピアスボルトをレイアウト。ゴールドはもちろんメタルシルバーも、リムとディスクの色合いを変え、別体に見せている。
ディスクの仕上げも絶妙だ。ディスクデザインは、断面がフラットな9交差メッシュ。強度をしっかり確保しながら極限まで細さを追求した。さらにブラッシュド風のペイントを施し、鍛造ホイールのような質感を実現している。
鍛造マルチピースホイールで20×10Jのサイズとなると10万円を優に越えるのが普通なので、ルックスの面からもレオウイング FM9はコストパフォーマンスがずば抜けて高いホイールだといえる。
リムの深さを強調するステップリムを採用したレオウイング FM9
ワンピースのレオウイング FM9がマルチピースに見える理由はリムにもある。ディープリムのマルチピースホイールに多いステップリムを採用。リムに光沢を持たせて深さを強調しながら、フラットな9交差メッシュのディスクを引き立てている。実際の数値以上にリムが深く見えるのも、ステップリムを採用しているからだ。
追求するスタイルに合わせて選べるサイズ展開。アルファード/ヴェルファイア向けも用意
サイズは15、18、20インチをラインナップ。15×5J インセット+45はHOLE/P.C.D.が4H/100となり、ソリオやデリカD:2に適合する。
18インチと20インチは、HOLE/P.C.D.が5H/114.3のアルファード/ヴェルファイアへのマッチングを前提とした設定だ。18インチは7.5Jで、インセットは+35と+45を用意。リムの深さは35mmとなる。
20インチは、追求するスタイリングに合わせてセレクトできるアルファード/ヴェルファイア向けの展開だ。リム幅は8.5Jと10Jを用意。20×8.5Jはインセットが+38となり、20×10Jはチューナーサイズのインセット+35とリア専用のインセット+40を揃えている。リムの深さは20×8.5Jが50mm。20×10Jは71mmにもなる。
ここで紹介するヴェルファイアは、前後ともチューナーサイズの20×10J+35を装着する。車高を落とし、チューナーサイズのレオウイング FM9を装着するだけで、こんなにも見事なツライチを実現することができるのだ。
高い品質とデザイン性で愛車をスタイリッシュにカスタムできるレオウイング FM9
前述の通り、そのクオリティの高さは折り紙付きだ。確かな商品を見極めることができるユーザーに、レオウイング FM9は選ばれるホイールになっていきそうだ。
- 筆者 井口 豪
- 1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
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Brand Info - レオウイング
トライアルファとは?
トライアルファは、30年以上前から有名ブランドホイールの企画や設計に携わってきた湯浅代表によって設立されたホイールメーカー。リーズナブルな価格帯で、有名ブランドホイールに引けを取らないハイクオリティかつファッショナブルなプロダクツを提供する。現在はドレスアップ志向の「Leowing(レオウイング)」とスポーツ路線のユーザーに向けた「J-TECH(ジェイテック)」の2ホイールブランドを展開。トライアルファの製品は、高品位な有名ブランドホイールを開発・生産する工場で製造されている。2016年に設立された新興メーカーだが、コンパクトカーやミニバン、SUV、オフロード車向けのホイールをラインナップするなど、幅広い車種をカバーする。
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