スズキ ジムニー 2018年式モデルのレビュー・口コミ評価｜自動車カタログ

SUZUKIの本格的なSUVになります。人気があり、また生産量が少ないので未だに長い納期が掛かります。3ドアでリアシートも狭く、街乗りでも際立った良さは味わえません。乗り心地が良い訳でも無く、静粛性はうるさい部類に入ります。ターボエンジンですが、取り立てて動力性能が高い訳でもありません。ファッションで言うと街中でミリタリー系の物凄くゴツいブーツを履いて舗装された綺麗な道を歩く感じです。クルマをファッションの一部として、自分のスタイルに取り入れる感じでしょうか。本当の車好きが買うSUVだと思います。スペックを味わいながら、余裕のあるカーライフを送るのに適しています。因みに私も大好きなクルマの一つです。

子どもにSUVを描いてと頼むと、ジムニーのようなクルマのカタチを描きそうな気がします。素直なデザインですが、走破性能を考えた計算し尽かされたスタイリングです。大きなタイヤ、前後を切り詰めたオーバーハング、ドライバーから見えるボンネット、数えるとキリが無いスペックは歴代のジムニーから受け継いだ伝統でもあります。市街地を流す時は、大きなタイヤもラダーフレームもリジットのサスペンションも悪路用の過剰なスペックになりますが、何故か走ると楽しくなります。本物を持つ喜びなのか、過剰なスペックを持つ余裕に笑みしているか、分かりませんが、楽しくて仕方なかったです。

軽自動車規格では最強のクロカン車です。軽量なので、世界最強と言われる方もいますが、深い水に入る能力などは重量級の方が有利な場合があり、種目別世界一位かもしれません。日本の細い林道など大きさを持て余しかねない場所では1番威力を発揮すると思います。頑丈なフレーム構造に頑丈なサスペンションを装備しているので、日常の快適性は後回しになっています。それでも現行型は快適性は歴代のジムニーの中でも1番良くはなっています。ターボエンジンですが、期待ほど動力性能は高くは無く、悪路での実用性を重視した設定です。

世の中絢爛豪華なものが溢れています。ハイブランドの時計、カバン、洋服、アクセサリー。上を見るとキリがない世界。車もそうです。マイバッハにロールスロイス、ブガッティ。そんな車と対局にあるのが日本の軽自動車です。生活必需品であり生活の足です。生活の中に溶け込み無くてはならない便利な乗り物です。それを卑屈にも思わないし、気にも止めていない人が殆どです。そんな軽自動車の中にも一風変わった奴が存在します。ジムニーです。ジムニーを選ぶ方は車に相当な拘りを持ちます。便利な　軽自動車で十分でしょ　と問い掛けても頑なにジムニーに執着します。ジムニーの魅力はフィロソフィー潰しです。他の軽自動車を運転していて、隣りにマクラーレンが止まると萎縮して顔が強ばりますが、ジムニー運転だとイチベツして終わりです。隣りにどんな車が来ようとジムニーにはジムニーの世界があり、屈服すること永遠にございません。

軽自動車の小さなボディに悪路走破性を最優先に構築されたデザインが無骨であり、また逆に不器用な表現に見えて痺れる格好良さ、純粋さに惹かれてしまいます。アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークオーバーアングルの3つの角度、最低地上高、ともかく悪路においてボディが路面と干渉しない余裕のクリアランスを実現していること、もちろん余裕ある寸法です。戦うクルマ、働くクルマ、プロ仕様、言い方は色々有りますが、ジムニーとはそんなクルマです。その為に日時の快適性はそこそこの性能です。しかしそれより、余りある魅力の方が大きく感じる方はジムニーのオーナー資格がある方と思います。

他の人とは違う車を所有したい人、車に拘りのある方、そんな人向けの車がジムニーです。運転する前は、それこそゴリゴリのヘビーデュティー好きや、一部の4WDマニア、居住環境的に選ばざるを得ない人が買う車だと、勝手に思っていました。でも実際に運転すると想像するよりも普通の車です。ラダーフレームだし、リジットサスペンションだし、さぞ乗り心地も独特なんだろうと構えていると肩透かしです。ハンドルを切った時の大径タイヤがもたらすタワミを強く感じる程度です。そうです。もう怖がらなくて良いのです。ジムニーのデザインに惚れたら、躊躇なく買ってしまってかまいません。巷に広がる、乗り味が独特とか乗り心地が悪い等はございません。2人乗車が殆どで有れば、2ドアも苦にならないです。

フルモデルチェンジを期に試乗させていただきました。
シエラとどちらにするか迷いましたが、やはりベースである軽のジムニーを選びました。
内外装はアウトドアを意識していますので評判通り他を寄せ付けない魅力が溢れています。
運転していても軽快そのもので、このまま山道に行きたくなる個性があります。
街乗りではこの楽しさは分かりにくいかもしれませんが、音、振動、ステアリングフィールなどは十分楽しめます。
あえて難点を挙げれば、軽自動車規格の範囲で重心が高いため足廻りの弱さは否めません。
車高が高いのは視界が広くて良い点なのですが、その分フワフワして挙動が不安定でした。
ベースモデルを購入される場合は足廻りの補強パーツは必要かなと感じます。
普段使いするのであれば、トレッドが広いシエラのほうが使いやすいかもしれません。

本格派のクロスカントリー車です。今でも長い納期を必要とする人気車になります。モノコックボディで軽く丈夫に作るのが、現代のクルマですが、過酷な使い方をされるSUVやトラック等はフレーム構造で耐久性を上げて堅牢な作りにします。ジムニーはフレーム構造にリジットアクスルサスペンションと本格派なクロカン車で、軽自動車では唯一無二の存在です。クロカンの強みを活かした走りは独特です。市街地ではフレーム構造からくる揺れ方や、乗り味は辛口と言っていいです。しかし、癖になる味がジムニーには有ります。愛してやまないユーザーが居るのが納得出来ます。

突き詰めた性能が自慢のジムニーはマニアからもそうで無い方からも人気があります。フレーム構造に前後リジットアクスルサス、前後の両アングルや最低地上高など、外せない要素を組み上げた戦闘力が極めて高いクロカンの軽自動車です。街乗りではフレーム構造やリジットアクスルは不要と考えずに、悪路走破性の余裕と受け取るユーザーが多いです。スポーツカーの過剰な性能にも似た感覚です。しかし運転してみると、モノコックボディとは違う粗さや硬さに惚れてしまいます。運転が楽しい軽自動車と思いました。

2021年8月に契約しました。購入動機はジムニーに代わる他の車が無かったからです。2035年でガソリン車の新車が販売禁止となり、それまでの間に乗りたかったのです。外観が特にお気に入りです。丸目のヘッドライトは特に気に入ってます。世の中に溢れている異形ヘッドライトにはもうウンザリです。ジムニー以外でも丸目ヘッドライト搭載車が出てきて欲しいです。丸目ライトで外観デザインが優秀であれば、デザインの時間的耐久性も凄く長いです。飽きずに長く車を保有できるメリットがあります。心配していた運転感覚や乗り心地も、全く気にならず運転感覚は背の高い軽自動車と言って問題ありません。静粛性も問題有りませんでした。その他多くの軽自動車と変わりありません。なので、どうぞ心配せずに皆さん発注して下さい。買って良かったと思える車です。人と少し違う、個性ある車に乗りたい方にピッタリです。