MOTAトップ ニュース/記事 特集 東京オートサロン2018 東京オートサロン2018は日産ブースがアツい!|キャラバンやエクストレイル、Z、ノートなど多彩なラインナップで大攻勢【東京オートサロン2018】
2018年の東京オートサロンでは事前に発表されているだけでも15台もの車両の展示を予定している日産ブース。ここではNV350キャラバン、エクストレイル、フェアレディZといった日産を象徴するモデルのコンセプトカーなどをご紹介したい。
永遠のライバルであるハイエースに対抗するべく満を持して2012年6月にリリースされた現行型日産 NV350キャラバン。善戦しているとはいえ、残念ながらハイエースをリードしたとまでは言えない状況が続いている。その一因としては、ハイエースはカスタマイズをして楽しむユーザーにも支持されている点が挙げられるのではないだろうか?
それを考えてかどうかは不明だが、日産はアウトドアもシティユースも満喫できる「オールラウンダーグランドツーリング」のエッセンスを加えたコンセプトモデルを展示する。
エクステリアは、フロントとリアにプロテクター、オーバーフェンダーやボディグラフィックをあしらい、オンロードもオフロードもこなせるオールラウンダーを表現。タイヤもゴツいパターンを持ったオールテレーンをチョイスすることで、エクストレイルにも通じるタフギア感がアップしている。
奇しくも2017年末にワイド幅、スーパーロングボディに2.5リッターガソリンエンジン搭載の4WD車を追加設定しており、新たな需要を取り込むチャンスかもしれない。
日本市場ではデュアリスやムラーノの後継も兼ねるため、道具感が若干薄れてしまった日産 エクストレイルだが、張り出したオーバーフェンダーに加え、鮮やかなプレミアムコロナオレンジを基調に大胆なグラデーションを纏ったボディグラフィックが更にアクティブ感を表現した「アクティブなグランドツーリング」のエッセンスを加えたというのが、このエクストレイル グランドツーリング コンセプトだ。
前述のNV350キャラバンがオフロード感を強めているのに対し、エクストレイルはさらに乗用車感を強めているのが対照的で興味深いところ。インテリアは、モノトーンにアクセントを加えてスタイリッシュさを演出というから、アウトドアアクティビティを楽しむユーザーの中でもライトな層に向けた車両と言ったところかもしれない。
こちらはすでに2017年春から北米市場で販売されている「Heritage Edition」をベースとした参考出品車。事前に公開されたグラフィックでは、左ハンドルのままでサイドストライプに入れられた文字も「370Z」(フェアレディZの北米販売名)のままだった。
2018年はZ34型が登場してから10周年、さらに初代S30型フェアレディZの誕生50周年を1年後に控えることから、形を変えて何らかのヘリテージモデルが登場する可能性も大いにありえるが、スポーツクーペ需要が限りなく冷え込んでいる日本国内に向けて新たな特別仕様車を用意する可能性は高くないため、このヘリテージエディションが10周年記念車兼50周年記念車となるのではないだろうか。
2017年10月に新たにノートファミリーに追加となったのがこのシーギア。見ての通り、ノートに流行りのクロスオーバーSUVテイストを加えたもので、エクステリアにはダークメタリック色のスタイリングガードやホイールアーチガーニッシュにルーフレールなどを装着している。これにより全幅はノート史上初の1700mm超の1705mmとなった(登録は5ナンバー)が、往年の日産ファンにはパルサーセリエ/ルキノS-RVを思わせるスタイリングに思わず感涙だろう。
ノート e-POWERシーギアにもモード・プレミアにも設定され好評を集めている「ツーリングパッケージ」が用意され、これを選ぶとノート e-POWER ニスモ同様のチューニング内容が組み込まれる。また、e-POWER以外にガソリン車の「X」ベースのシーギアも用意されるが、モード・プレミアとは異なり、スーパーチャージャーモデルは用意されない。
2014-2015年にチーム&ドライバーズチャンピオン連覇をもたらしたMOTUL AUTECH GT-Rの2016年参戦仕様。同年、MOTUL AUTECH GT-Rは開幕2連勝を飾り、NISSAN GT-R NISMO GT500は全8戦中5勝を達成し、その速さと強さを示しており、2017シーズンもチーム&ドライバーズランキングで僅差の2位、最終戦では優勝を飾るなどの活躍を魅せている。
[レポート:小鮒 康一]
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