ホンダアクセスが東京オートサロン2018に出展する4台のコンセプトカー・カスタマイズカーを一挙に紹介しよう。メーカー直系ならではの完成度の高さや、飛び切りの個性といったカスタムカーの魅力を一挙に紹介していく。
ベース車両は、2017年1月に販売を終えたハイブリッドスポーツクーペ「CR-Z」。
『「eco」とは燃費だけじゃなく、古いものや価値を見つめ直し、自分らしく楽しみながら永く使うこと』をコンセプトに、ホンダの初代Z(軽乗用車)をヒントに「はじめての・ひさびさのデートカー」として仕上げた2 シーターハッチバックで、エクステリアだけでなくインテリアもアナログメーター化するなどなかなか入念に手直しされている。
かつてビートや初代NSXのカスタマイズパーツを生産終了からかなりの時間が経ってからリリースしたこともあるホンダアクセス。「古くても好きな車に長く大事乗れるための手助けもする」というホンダアクセスらしさを感じるカスタマイズカーだ。
“バーバパパとかくれんぼ”をテーマに、ラッピング以外にも車の各部にバーバパパが隠れているというカスタマイズカー、その名も「N-BOXバーバパパコレクション」。
オートサロン2018会場に行くなら実車も必ずチェックして欲しいところ。ゲーム感覚で家族や友達などとバーバパパをジックリ探してみるのも楽しい。
カジュアルアウトドアブランドのCHUMS(チャムス)とコラボレーションしたカスタマイズカー「N-ONE CHUMS コラボ」。丸目ライトでちょっとレトロな雰囲気もあるN-ONEとオシャレ系カスタマイズはとても相性が良いことが分かる好例だ。
CHUMSカラーをはじめ、女の子4人で気軽に楽しく外遊びにでかけたくなるような、車の中でも外でも使えるアイテムを揃える。
ホンダアクセス社内のモータースポーツ部活動メンバーがS660をベースに、昨年のK4-GP500km耐久に参戦したレーシングカー「S666」。
”最強の軽自動車を作ろう”をコンセプトに、車重はパーツの取り外しやカーボン素材の多用に代表される材料置換などによりノーマルカーに対し約170kg軽い666kgに軽量化され、エンジンはタービン(ターボチャージャー)を大型のチューニングパーツとすることで100馬力以上にパワーアップされ、パワーウエイトレシオは軽自動車ながら驚きの6kg台を実現。もちろん長丁場のサーキット走行を見据え、熱対策やシャーシチューニングも抜かりない。
担当者に話を聞くと「速さの基準として分かりやすい筑波サーキットで、S666のタイムアタックをしてみたいと思ってます。目標は1分10秒台(トヨタ86のノーマルカー相当)です」。
S666に盛り込まれた技術や経験が、また市販車やホンダアクセスのパーツの開発へと生かされることを期待したい。
[Text:永田 恵一]
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