フォルクスワーゲンは、10月25日から開幕した東京モーターショー2017に、日本初披露となるup!/ゴルフ/パサートのニューモデルを展示した。
今回のVWブースは、“We make the future real”をテーマに、クルマの未来を具現化した電気自動車『I.D シリーズ』から、2022年の生産が決定している「I.D BUZZ」などを中心に据え、プラグインハイブリッド(PHEV)、ディーゼルモデルなど多彩なパワートレインを一堂に揃えたブースになっていた。
今回展示された車両9台のうち8台が日本初公開モデルとなる豪華なラインナップとなっていたVWブースを紹介する。
”up! GTI”は、フォルクスワーゲンのカーラインナップ上最もコンパクトな3ドアハッチバック車だ。
今回発表された”up! GTI”は、車重997kgという軽量なボディに、115ps、200Nmを生み出す1リッター直3ターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は8.8秒、最高速は197km/hというクラスを凌駕したパフォーマンスを得ている。
トランスミッションは6速MTのみが組み合わされ、左ハンドルのみが日本に導入される。
エクステリアのフロントヘッドライトには赤のラインが走り、ラジエーターグリルにはハニカムパターンを採用。
ボディー側面には黒のダブルストライプが入り、専用デザインのアルミホイールと大型のルーフスポイラーも備わる。
また動力性能の向上に伴い、サスペンションが15mm低められ走行性能が飛躍的に向上している。
”up! GTI”は、2018年中に日本導入になる見込みとなっているが、詳しい時期はまだアナウンスされていない。追って報告するので楽しみにしていてほしい。
”e-Golf”は、フォルクスワーゲンが日本に初導入する電気自動車だ。”e-Golf”の一充電で入れる走行距離は301kmとアナウンスされており、これは先代の日産リーフとほぼ同じ走行距離になるため、十分実用に耐えうる仕様だというのが分かる。
”e-Golf”のベース車は”ゴルフ”のため、クルマとしての完成度がとても高い上、先進の安全装備と最新のデジタル技術を備えたモデルとなるため、以前から日本導入が待望されていた。
フォルクスワーゲングループは、電気自動車の新型”e-Golf(イー ゴルフ)”とプラグインハイブリッド車の新型”Golf GTE(ゴルフ ジーティーイー)”の計2モデルのEV車両の受注を2017年10月19日から始めている。
なお、EV車両の新型”e-Golf”は、インターネット専用サイトで2017年12月25日らの申し込みのみとし、2017年末から納車が開始される。
またこれと同時に、新型”e-Golf”を購入した方の中から、EV車両(販売、商品、ご要望など)に関するさまざまな意見や要望をうかがう「オーナーズボイス」企画を実施する予定だ。
”Passat Variant TDI ”の、2リッターターボディーゼル「TDI」は、排ガス後処理システムに酸化触媒、SCR(尿素式選択還元触媒)、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用することで、世界的にも厳しいとされる日本のポスト新長期排ガス規制に適合させたパサートだ。
この最新の「TDI」を搭載して導入する”Passat”は、セダンとステーションワゴンの2モデルがあり、国内販売するフォルクスワーゲンの中では上位に位置する中型車。
2015年7月の導入以降、ひとクラス上の競合車を凌駕する居住性、快適性、そして、将来の自動運転に向けた数々の高度運転支援システムや安全、快適な機能を装備している。
”Passat Variant TDI ”は、フォルクスワーゲンの先進技術を満載した、使えるワゴン車となっている。
”Passat GTE”シリーズの2モデル、4グレードにおいて、今回の発表により一部仕様変更が加えられた。
主な仕様変更点は、新型”Golf”から採用が始まったジェスチャーコントロール機能付きの純正ナビゲーションシステム“Discover Pro”の採用による機能向上に加え、障害物などを検知して
駐車時の安全をサポートする“パークディスタンスコントロール”に前進・後退時衝突被害軽減ブレーキ機能が追加された。
これにより、先進的な機能や安全装備をさらに充実させた魅力的なモデルとなっている。
”Golf R Performance”は、”Golf R”をベースとして欧州最大級のエキゾーストメーカーである“アクラポヴィッチ”社と共同開発した「専用チタンエキゾーストシステム」を採用し、ドライビングプロファイル機能と連動した官能的なエキゾーストサウンドと刺激的な走りを感じられる特別なモデルだ。
また、放熱性に優れた穴開きブレーキディスクや安定した制動力を発揮するパフォーマンスブレーキパッドを採用した専用ブレーキシステムが与えられ、”R Performance”専用の19インチアルミホイールと相まって、レーシーな足回りを演出している。
インテリアにはカーボン風のテクスチャーを施したナッパレザーシートを採用し、エクステリアにもカーボンドアミラーを採用することで、内外装共通のデザインからハイパフォーマンスなイメージを作り出すことに成功している。
VWブースは、車両展示以外にもさまざまなアクティビティが用意されている。先月フランクフルトモーターショーリニューアルされたばかりのクロスオーバーモデル電気自動車「I.D CROZZ」のエクステリアやインテリアを、バーチャルに体験できるブース「VR Experience」、ヘッドマウントギアを用いて動画などを見ることで、動く脳波によりその人の潜在意識を読み取り、最適な1台を提案するバーチャルショールームの「Intuitive Car Finder」、展示車両のARマーカーにスマートフォンやタブレット端末をかざすと、クルマの魅力や機能を研究員のフィギュアが紹介するARエクスペリエンスの「Tech Labo」など、フォルクスワーゲンが描く未来を様々な形で体感できるブースになっている。
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