2006/5/29 09:21
【F1 第7戦】ホンダ、バリチェロ、今季最高の4位入賞。
モナコGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロが4位入賞。後半、3番手まで上がっていたが、ピットレーンでの速度違反で惜しくも表彰台を逃した。ジェンソン・バトンは11位完走だった。
ジェンソン・バトン (11位) 「昨日の予選を終えた時点で、今日の苦戦は予想していた。リアタイヤのグリップが落ちて、予定外に早いストップを強いられてしまった。ピットストップでは皮むきしたタイヤを履き、フロントウイングの荷重を減らしたら、そのあとは動きが良くなった。今回のレースは早く忘れてしまいたいくらいだけど、たくさんの情報を手に入れることができたのがせめてもの救いだ。ルーベンス(バリチェロ)が4位に入ったとはいえ、今週末はマシンのいいところを引き出すことができなかったし、トップチームに追いつくためにはまだやるべきことがたくさんある」
■ルーベンス・バリチェロ (4位) 「4位入賞でポイントを稼げたし、今シーズンベストの結果を出せた。でも、3位になれなかったことは悔しいよ。タフなレースで、戦闘力を十分に感じることができなかった。燃料をたくさん積んでいたので、マシンのバランスには苦しんだけど、ペースを維持しようと精一杯努力した。リミッターのライトは点いていたはずなので、ドライブスルーペナルティを科されたのは大きな打撃だった。あと1ポイント取れたはずだったからチームに申し訳ないし、僕自身とても悔しいよ。それに何より、今年初の表彰台を獲得できるはずだったんだ。クルーはみんな今週末よく頑張ってくれた。あんなにたくさんの燃料を積みながら、いい予選ができたのは彼らのおかげだから、感謝している」
ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター 「悲喜こもごもで非常に厳しいレースだった。ドライバーたちは、レースの最中マシンバランスに苦しんでいたが、それでもルーベンスは表彰台圏内というポジションにつけていた。ルーベンスの4位という結果はチームでのベストリザルトではあるが、やはりドライブスルーペナルティは大きなショックだった。ジェンソンはハンドリングに問題を抱えており、低いグリッドポジションからばん回することができなかった」
中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「今日はルーベンスが激しいバトルを見せ、もう少しで表彰台というところでした。いつものように、モナコはマシンにもエンジンにも厳しいレースとなりました。エンジンが両方とも2戦目を最後まで走り終えたことに満足しています」