三菱 アイ660 カジュアルエディション   群馬県 （レッド（赤）, レッド） 詳細

• 未来から来た車
• 投稿者: じょー
• 投稿日: 2022年5月18日

2006年式モデル　グレード： 660 L 4WD

総合評価

4.0

総評

なんと言っても独特で何ものにも似ていないスタイル、リアエンジン、それらからくる運転感覚、軽く素直に曲がるハンドリング、しかしリアのスタビリティはしっかり、知らない人に黙って乗せれば軽だとは思わないはず。
発表時は軽の高級車と言えるものだったので、装備もオプションではあるがスマートキーやシートヒーターなど、今に通用する装備を備える。
軽だし、スタイル優先で室内は狭いんじゃないかと思う人もいると思うが、4人が無理なく座れて荷室もそれなりに積める広さがある。リアエンジンなので床は高いが。
最近の軽の無意味に座席間隔を広くとって荷室の狭いものよりよっぽど使い勝手が良い。

良かった点

やはり雪国でリアエンジンは不安なので、4WDを選んだが、ビスカスだがけっこう深い雪でもハマらずに進んでいく。
雪道の発進でホールスピンはしたことがない。冬は高価なFFやFRの車より速い。
最近の車は安全性のためにAピラーが太くて前方視界が犠牲になってることが多いが、これまたスタイル優先で視界も悪いと思われるかもしれないが、思いの外視界は良い。
右左折時の確認はやりやすい。
エンジンは三菱自慢のMIVECエンジンなので、7000のレブまで何事もなく吹け上がる。
ブレーキもタッチはしっかりしてるし効きも良い。

気になった点

4ＷＤはトラクションは良いが、主に雪道での横滑りなどには無力なので注意が必要。
エンジン自体は良いが、いかんせんあの車体に660のNAは非力で、全体的に車の動力性能が上がった今では、流れに乗るにはフルスロットルにする場面も多くなってくる。
しかし、ターボ仕様では燃費が悪いだろうし、これは車が悪いというより軽自動車の規格のせいと言ったほうが良い。
ターボでなくても軽としてはイマイチの15km/lという燃費。1000ccくらいのエンジンのほうが絶対燃費が良くなるはず。
あと、タイヤサイズはターボ仕様のための太いもので、NAには太すぎてエンジンパワーが食われる。もうちょっと細いほうが軽快な乗り味になるはず。
できればテレスコピックまでとは言わないがチルトステアリングくらいは欲しかった。

三菱 アイのレビューをもっと見る(19)