ミニバンでは味わえない心地よい空間をハイエース&キャラバンで|ステルス【Vol.1】
3、5ナンバー乗用登録で広がる快適なワゴンライフ
ハイエースやキャラバンといった商用ワンボックスは、大量の荷物を載せることには優れていても、やっぱり人間はオマケ。あの大空間をもっと乗用車のように心地よくできたら、と思う人は少なくないだろう。
そんな声に応えるべく、ちゃんと乗用登録ができて、もちろん快適性もアップさせたコンプリートカーを作っているのが「ステルス」。まずは商用車の乗用車化について紹介していこう。
3列シートミニバンより便利?!
家族が増えたら3列シートミニバン、という流れは現代ではよくある話。3列シートをフルに使えば6人~8人が乗車できるし、リアシートを格納すれば大きな荷物も積むことができるため、ファミリーにとっては非常に使い勝手がいい車両と言えるだろう。
しかし、実際に使っていく上で不便を覚えることはないだろうか? “3列目シートまで使うと荷物がほとんど載らない”とか“荷物をたくさん載せると3列目シートが使えない”といったような問題だ。これは5ナンバーサイズミニバンだけではなく、3ナンバーの大型ミニバンでも起こりうる問題なのだ。なぜなら最近の3列シートミニバンはフロント部分にエンジンが搭載されるため、全長の全てを室内空間として使えないからである。
一昔前まではハイエースやキャラバンといったキャブオーバー(エンジンの上に運転席があるタイプ)の車両にも乗用ワゴンモデルが存在していたのだが、今では商用車がメインとなり、ワゴンは送迎に使用するような“人員輸送車”のみとなってしまっている。
中にはバンモデルを乗用として使用しているユーザーも存在しているが、やはりバンならではの快適性に乏しいリアシートや、商用車登録のため毎年車検を受ける必要があるなどネガティブな面も少なくない。
それならハイエースやキャラバンをベースに乗用登録できるモデルを作ってしまえ! ということで他に先駆けて乗用登録を実現してしまったのが、(有)岡田屋が運営するステルスなのだ。
厳格な「乗用安全基準試験」をクリアしてディーラーもOK
もともとアメ車を中心に扱っていた同社は、90年代にブームとなったシボレー・アストロなどベースに豪華な内装を装着したコンバージョンモデルも多く手掛けており、アメリカからの並行輸入車の登録なども行っていたことから、ハイエースやキャラバンをベースにしたコンバージョンモデルもできないかと考えたのだった。
しかし、ただ単にハイエースやキャラバンに3列目シートを装着しただけで乗用登録ができるわけではなく、ブレーキテストや強度試験などの乗用安全基準試験をクリアして初めて正規に乗用登録が可能となるのである。こういった試験は通常は自動車メーカーが受けるものであり、いちショップが実施するのは非常に珍しいこと。当然費用も莫大なものとなっているが、この試験をパスしたからこそ何の問題もなく乗用登録ができるのだ。
ちなみに岡田代表によるとテストをパスする基準は商用車登録よりも乗用登録の方が厳しくなっているそう。かなり昔に作られた基準とはいえ、どちらも人間が運転する車なのに、商用と乗用で基準が違うのはいかがなものかというのが正直な感想だそうだ。なお、ハイエースもキャラバンも商用車登録ながら、乗用登録の基準もしっかりクリアできるように作られているのでご安心いただきたい。
こうしてきっちり手順を踏んで作られた乗用登録モデルなだけに、購入後のメンテナンスは全国のディーラーで行うことができ、当然新車保証も受けることができる。一部のディーラーでは販売まで行っていると言えばその信頼性の高さがお分かりいただけるだろう。
シートレイアウトも2列シートの5人乗りからキャプテンシートの7人乗り、ベンチシートの8人乗りなどが選べ、エンジンもガソリンはもちろん、トルクフルなディーゼルエンジンも乗用登録することが可能となっている点も嬉しいポイントだろう。ちなみに乗車定員9人以下の正規乗用登録はステルスのみだ。
また、新車ベースだけでなく、中古車ベースや今使っているハイエースやキャラバンをベースに乗用登録することも可能。コンプリートカーというとハードルが高く感じるかもしれないが、ユーザーの要望に応じて柔軟に対応してくれるので、気になる方は一度お問い合わせいただきたい。
というわけで、ステルスの作るハイエースやキャラバンの快適性や安全性がわかってもらえただろうか。次回は、さまざまなラインアップをもつ新車コンプリートそれぞれの魅力について迫ってみようと思う。
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Corporate Profile
ステルス Info
ステルス とは?
ステルスは、有限会社岡田屋がプロデュースするブランドで、ハイエース&キャラバンをベースとしたコンプリートカーの製造と販売を行っている。商用ワンボックスを改装し、乗用に適した室内空間へと作り変える。そうして作られたコンプリートカーは乗用車として登録されるため、商用車に課せられている毎年車検などの不便さは解消される。埼玉のほか、盛岡、静岡、滋賀、大阪にも店舗を展開している。また一部ディーラーでの購入も可能となっている。
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